Exhibitions展覧会

一ヶ月の改装休館を経た霊山歴史館のリニューアル記念特別展。

幕末は内憂外患の時代で、徳川幕府による独裁体制は揺らいでいました。
失政が続いたほか、改革の勢いが急に弱まり、経済は混乱に陥り、250年近く続いた幕府に陰りが見え始めます。同じ頃、外国船が日本各地の沿岸に頻繁に姿を現すようになり、幕末の動乱の時代へと続いていきます。

今回の展覧会では、日本が近代化に至る直前の幕府の外交にスポットを当てます。
日展評議員・江里敏明氏作の「ペリー銅像」のほか、「フランス公使レオン・ロッシュ外交文書」、「駐仏日本名誉領事フリューリー・エラール外交文書」、そして「異国船浦賀湊渡来並びに外国人図説」など、当時の日本と欧米諸国との係わり合いを示す貴重な初公開資料16点を含む約100点（うち重要文化財4点）を展示します。

また、「近江屋事件」、「幕末外交史」、電子紙芝居「マシュー・ペリー」など3Ｄ（立体）映像上映や、新たに導入された103インチの大画面プラズマ映像など、リニューアルに伴う新たな見どころも満載です。
さらにグレードアップした霊山歴史館に、是非足をお運びください。

※展覧会期間中、3月12日(土)～4月3日(日)は東山花灯路・桜開花期間に伴い、19:30まで開館時間が延長されます（入館は19:00まで）