Exhibitions展覧会
新春展「ことのはの宴」
茶道具に欠かせない「銘」の多くは和歌や俳句からの引用です。今回はそんな銘をもつ作品を中心に展示します。銘という言の葉を与えられることで作品を観る際の感じ方の変化や、そこに込められた人々の祈りや願いを感じてください。
茶道具に欠かせない「銘」。 その「銘」のほとんどは、和歌や俳句から引用されてきました。 日本の元号「令和」も、日本最古の歌集といわれている萬葉集の「第五巻 梅花の歌三十二首并せて序」より、新年に梅花を愛でながら宴会を催した一説が典拠とされています。
萬葉集が成立した頃、日本は、「言霊の幸はふ国(ことだまのさきわうくに)」といわれており、美しい和歌や言の葉には国を安泰にする力があるとされていました。そこで人々は、人の一生に起こる出来事を自然の美しさとともに豊かに表現し、自然の恵みに感謝し、生きることへの祈りや願いを込めた言の葉を「うた」に散りばめました。それは、”萬葉“という名にもみることができます。よろずの言の葉を集め、万代(よろずよ)まで伝わるようにと祝賀を込められており、今でも時代を超えて読み継がれながら後世の芸能、文学作品などに深く影響を与えているのです。
今回の展覧会では、そんな和歌や俳句などから「銘」を付けられた作品を中心に展示します。土から捏ねられ、火によって誕生した茶碗が、言の葉を与えられることによって、観る者の感じ方が変わる面白さと、人々の祈りや願いを感じて戴けたらと存じます。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、3月2日より臨時休館となり、前倒して会期終了となりました。ご理解の程、よろしくお願いいたします。また、3月中に予定されていた関連イベントは開催中止となりました。詳細は展覧会の公式ページをご確認ください。
展覧会概要
期間 | 2020/01/05(日) 〜 2020/03/01(日) |
---|---|
会場・開催場所 |
樂美術館
|
時間 | 10:00~16:30(入館は16:00まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館) |
料金 | 一般:900円 大学生:700円 高校生:400円 中学生以下無料 |
お問い合わせ |
TEL:075-414-0304075-414-0304
FAX:075-414-0307 |
ホームページ | http://www.raku-yaki.or.jp |
関連アートイベント
該当するアートイベントはございません。
関連記事
該当する記事はございません。