Exhibitions展覧会

スケッチトラベル展

2013/03/07(木) 〜 2013/06/02(日)

京都国際マンガミュージアム 

2006年から4年半に渡り、世界を旅した1冊のスケッチブック。そこにはアニメやマンガ、イラストなど各界で活躍中のアーティスト71名のイラストがリレー形式で描かれました。この展覧会ではその「スケッチブックプロジェクト」の全貌を、描かれた全イラスト(複製)を通じて紹介します。宮崎駿からフレデリック・バックまで、豪華競演をお楽しみください。

【画像】
(1)展覧会ポスター:清水裕子(本展のための書き下ろし) © Yuko Shimizu
(2)堤大介 © Daisuke《Dice》Tsutsumi
(3)松本大洋 © Taiyo Matsumoto


「スケッチトラベルプロジェクト」は、映画「トイ・ストーリー3」のアートディレクターなどとしてアニメーションスタジオ「ピクサー」で活躍中の堤大介氏と、フランス人アニメーターのジェラルド・ゲルレ氏のちょっとしたアイディアで始まったプロジェクトです。
1冊のスケッチブックに、1アーティストにつき1ページずつ絵を描き、出来上がったら次のアーティストへ渡すというリレー方式で行われたこのプロジェクトは、2006年から2011年までの4年半をかけ、12カ国総勢71名のアーティストをつないでいきました。

プロジェクトの参加者は、アニメーションやマンガ、イラスト、絵本など各界の第一線で活躍しているアーティストばかり。作家同士の友情と遊び心によって成立する国境を越えた奇跡の競演として、世界各国のメディアにも注目されました。

旅を終えたスケッチブックは、識字教育を推進する国際NGO「ルーム・トゥ・リード(Room to Read)」をサポートするためオークションにかけられ、カンボジアなど5カ国で図書館建設などの原資となっています。

この展覧会では、「スケッチトラベルプロジェクト」の全貌を、原画が描かれた1冊のスケッチブックが世界中のアーティストの間を旅したように、マンガミュージアム館内を巡りながら全イラスト(複製原画)を鑑賞できる構成で紹介します。
宮崎駿や松本大洋、寺田克也、森本晃司、堤大介、フレデリック・バック、マイク・ミニョーラ、ニコラ・ド・クレシー…オールスターによる豪華競演をお楽しみください。

※ 展覧会のポスターイラストは、出展者の一人で、現在ニューヨークで活躍するイラストレーター・清水裕子氏による描き下ろしです。清水氏は2009年には「ニューズウィーク・ジャパン」誌の「世界が尊敬する日本人100人」の一人に選出されました。
※ 3月16日からは出展者の一人・寺田克也氏の作品展「寺田克也ココ10年展」も開催されます。

堤大介 プロフィール

1974年、東京都生まれ。1993年、ニューヨークに移住、スクール・オブ・アーツに入学。
卒業後、ルーカス・ラーニングでイラストレーターとして働いた後、ブルースカイ・スタジオを経て、2007年、ピクサー・アニメーション・スタジオに移籍。「トイ・ストーリー3」のアートディレクター等として活躍する。
2008年、「トトロのふるさと基金」を支援するための「トトロの森プロジェクト」を設立した。

展覧会概要

期間 2013/03/07(木) 〜 2013/06/02(日)
会場・開催場所 京都国際マンガミュージアム
時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日 水曜日、3/21(木)
※3/20(水・祝)、5/1(水)は開館
料金 無料(ただし、ミュージアム入場料は別途必要です)
注意事項等 ※ミュージアム入場料(一般:800円、中高生:300円、小学生:100円)
お問い合わせ TEL:075-254-7414075-254-7414
FAX:075-254-7424
ホームページ http://kyotomm.jp/

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