Venuesアート施設

京菓子資料館

京菓子司俵屋吉富の烏丸店の北隣に隣接する京菓子の資料館。
「和菓子の文化を正しく伝えていきたい」という目的のもと、昭和53年に当初は烏丸店の三階の資料展示室として設立され、その後昭和60年に財団法人となり、平成13年に現在の位置に移りました。

前庭と坪庭には松竹梅などの草木が植えられ、和菓子に欠かせない「四季」を感じられます。
また一階の立礼席「祥雲軒」では抹茶と出来立ての京菓子を頂くことができ、そして二階の展示室では京菓子の歴史をさまざまな資料を通じて見ることができます。
京菓子を「見る・食べる・感じる」ことのできる施設として、観光から課外・生涯学習の場としても活用できるようになっています。

展示は古代からの日本の菓子の歴史を紹介した常設展のほか、年に1,2回企画展が開催されます。

【特集】ミュージアム紀行「京菓子資料館」

常設展

常設展「和菓子のあゆみ

古代からの日本の菓子を紹介しています。また、京菓子作りには欠かせない菓子の木型や、貸家に伝わる菓子の図案帖など、貴重な品々が展示されています。

祥雲軒

立礼で気軽に楽しめるお茶席。作りたての季節の京菓子を、一服のお茶とともに頂くことができます。命名は裏千家十五世鵬雲斎千玄室大宗匠です。

糖芸菓子

春夏秋冬―京菓子は、京の四季の美を映し、巧みに創作されます。特に糖芸菓子は、菓子職人たちの技術を結集した芸術味豊かな創作菓子です。京菓子資料館では季節にあわせ、職人の技の粋を感じられる糖芸菓子作品を展示しています。

所蔵品

奈良時代に中国より伝来したとされる唐菓子や、千利休の好みの菓子として知られているふのやきなどの復元菓子や、江戸時代の菓子図案帳(現在の商品カタログにあたるもの)や菓子製法書、菓子木型、看板など幅広く所蔵しています。 なかでも制作してから20年経過する糖芸菓子「華燭」は、大きさといい、細かさといい、まるで本物さながらで、見る人を圧倒します。

アート施設概要

住所 京都市上京区烏丸通上立売柳図子町331-2
お問い合わせ TEL:075-432-3101075-432-3101
(俵屋吉富 烏丸店)
FAX:075-432-3102
開館時間 10:00~17:00
休館日 水曜日、年末年始、展示替期間
料金 入館無料(お茶席ご利用の場合のみ700円)
アクセス 【地下鉄】烏丸線「今出川」駅下車、北2番出口より烏丸通を北へ徒歩約5分(西側)
ホームページ http://www.kyogashi.co.jp

展覧会

アートイベント

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