Venuesアート施設

京セラファインセラミック館

京セラ株式会社が取り組む文化事業の一環として、1998年に開館した、京セラのファインセラミック技術を紹介している資料館。
2014年より、展示内容をさらに充実させ全面的にリニューアルしました。

硬く、そして熱に強い素材であるファインセラミックスは、現在では情報通信や環境保全、生活文化など様々な産業で活用され、先端技術・産業分野に欠かせない材料として重要な役割を果たしています。しかし、その多くは機械装置や電子機器の部品など、一般的には目に触れることの少ないところに使われており、どんな技術なのかもあまり知られていない側面があります。
この施設では、ファインセラミックスとはどういうものか、その製造工程や発展の歴史を普段は見ることが出来ないような部品、製品などを通し時代順に分かりやすく紹介しています。

※1階には、京セラ株式会社の所蔵する美術・工芸作品を展示公開している「京セラ美術館」があります。

常設展

展示室内は幾つかのテーマ毎に分けられたコーナーで構成。順に見て回ることで、基礎知識から歴史、その特徴や応用まで、ファインセラミック技術について一通り学べるようになっています。

【ファインセラミックスの基礎知識】

一般的なファインセラミックスについての知識を学ぶことができます。セラミックスとは何か?というところからスタートし、ファインセラミックスの材料や加工技術までの基礎知識を紹介しています。

【やきものの歴史】
ファインセラミックスの原点は、やきものにあります。ここでは、縄文時代の土器から、備前や京都など全国各地のやきもの、そしてファインセラミックスまで、一通りのやきものの歴史やその製造技術と併せて紹介しています。

【ファインセラミックスの技術変遷】
京セラの誇るファインセラミックス技術の変遷を、年代順に開発された製品や使用材料、加工技術、用途などを通して紹介。普段はなかなか見る機会のない細かい機械部品や、ちょっと懐かしいセラミック製品なども展示されています。

【ファインセラミックスの製造工程】
ファインセラミックスがどのように作られているのかを、パネル説明や製造に使われる機械の模型、映像などで紹介しています。

【ファインセラミックスの特性】
ファインセラミックスの様々な特性を、映像や模型で実際に体験しながら学ぶことが出来ます。

【玉器と「イナモリコレクション・マイセンデザイン」】
ここでは、中国・長江の中・下流域で出土した五千年前の玉器。これに施された極めて精巧な紋様の彫刻を紹介。併せて、世界的な名窯として有名なドイツ・マイセン社と京セラのコラボレーションで生まれた、美しいファインセラミックの磁器「イナモリコレクション・マイセンデザイン」を展示、紹介しています。

アート施設概要

住所 〒612-8501 京都市伏見区竹田鳥羽殿町6 京セラ株式会社 本社ビル 2F
お問い合わせ TEL:075-604-6141075-604-6141
※見学申し込み受付
開館時間 10:00~17:00
休館日 土曜日、日曜日、祝日
料金 無料
E-Mail webmaster.museum@kyocera.jp
アクセス 【地下鉄】烏丸線(近鉄京都線)にて「竹田」駅下車、北西口より市バスにて「パルスプラザ前」下車(竹田駅から約5分)

【近鉄】「伏見」駅下車、徒歩約10分

※駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用下さい。
ホームページ http://www.kyocera.co.jp/company/csr/others/fine_ceramic/

その他注意事項など

※10名以上の団体様は、1週間前までにご予約が必要です。 ※無料貸出しの音声ガイド(日本語/英語/中国語)が有ります。

展覧会

アートイベント

過去の展覧会