Exhibitions展覧会

フランス出身の金箔造形作家、マニュエラ・ポール＝カヴァリエの個展。

マニュエラは13世紀および18世紀のフランス、イタリアの伝統的な技法を基本に、、天然の顔料や金箔を用いた抽象美術作品を制作しています。一方で、建築家ピーター・マリノとのコラボレーションによりルイ・ヴィトンのブティックデザイン、プリンスドガル ホテル パリの室内装飾、イヴ・サンローラン ボーテの香水瓶デザインなど、有名ホテル・有名ブランドの金箔･金彩を生かしたデザインも数多く手がけています。
彼女がとく意図する金箔を使った繊細で優美な芸術作品は、国内外で高く評価され、フランスはもちろん世界各国のメディアで注目されています。2014年秋には京都のヴィラ九条山に滞在し、その間に日本の木製品や漆器への金箔貼りの伝統技術にフレ、民藝運動や岡倉天心の著書『茶の本』、谷崎潤一郎の随筆『陰翳礼賛』に触発されるなど、日本への関心を深め、更なる進化を遂げています。

今回の展示では、和紙と木、インクと金の背景に洗練されたジェスチャーを表現テーマとした作品を展示。ニュイ･ブランシュKYOTO2015の連携イベントでは、書家・神郡宇敬とのコラボレーションを行います。

一万平米の邸内に広がる国の指定名勝である庭園や、2014年秋に新設された美術館の空間、そして東山大文字を臨む眺望とあわせ、作品と邸内の空間をお楽しみください。

※この展覧会は10月3日（土）開催のアートイベント「ニュイ･ブランシュKYOTO 2015」の関連企画展です。
　イベント開催時間の10月3日（土）16:00～21:00のみ、無料で入場いただけます。
　（イベント開催のため、当日16:00までは一時入場を規制いたします。予めご了承ください