Exhibitions展覧会

スポンテイニアス・ビューティー -作家のいない展覧会-

2017/02/18(土) 〜 2017/03/26(日)

京都芸術センター 

若手キュレーターの発掘・支援を目的とした公募企画「キュレータードラフト2017」選出企画展。今回はキュレーター・笹原晃平が「京都」を7つのセクションから企画を行った、特定のアーティストの作品を置かない新しいタイプの現代美術展を開催します。ぜひご高覧ください。

スポンテイニアス・ビューティー -作家のいない展覧会-』は、そのタイトルが示す通り、特定のアーティストによる作品展示を行いません。その代わりキュレーター(企画者)・笹原晃平が「京都」という街を7つのセクションからキュレーション(企画)するという新しいタイプの現代美術の展覧会です。

「スポンテイニアス/spontaneous」とは、「なりゆき・自発的」という意味の英語であり、本企画では「なりゆきの美しさ」に着目してキュレーションを行います。「なりゆきの美しさ」とは、街の中で忘れられてしまったもの、捨てられてしまったもの、無くなってしまったもの、消えていってしまったものの中に眠っている美しさです。これらは、ある個人の内省や感情からわき起こるものではなく、地域やコミュニティといったより大きな集団から創出される類の美しさです。それを個人的な意図や作家性を極力排除して、キュレーションという技術を最大限に研ぎ澄まして構成することで、一つの「展覧会」という形で見せていきます。

本企画は、展覧会というある特殊な場において、これまでとは違ったスポンテイニアスな角度から、「京都」というある社会の一面を切り取りながら、同時にキュレーションや展覧会という方法論、そして作家性そのものに再考を促す機会となるでしょう。

※この展覧会は若手キュレーターの発掘・支援を目的とした公募企画「キュレータードラフト2017」にて選出された企画展です。
 

笹原晃平

1984年東京都出身。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。2007年よりインスタレーション作品の制作、プロジェクト作品の制作、展覧会のキュレーションなどの活動を行う。2007年《Home and Away》により川俣正賞を受賞。2008年《Soup and Recipe》でシティースケーパーズ・グラントを、2012年《P.I.V.O》で野村財団芸術文化助成を受給。国内外でのプロジェクト多数。

■ 展覧会HP:http://spontaneous.sasahara.info/

展覧会概要

期間 2017/02/18(土) 〜 2017/03/26(日)
会場・開催場所 京都芸術センター
時間 10:00~20:00
休館日 会期中無休
料金 無料
お問い合わせ TEL:075-213-1000075-213-1000
FAX:075-213-1004
E-Mail info@kac.or.jp
ホームページ http://kac.or.jp

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