Exhibitions展覧会

re:framing ― 表情の空間(京都芸術センター 春まつり 展覧会プログラム)

2013/04/13(土) 〜 2013/05/26(日)

京都芸術センター 

「再構築=re:framing」をテーマに、絵画における既存の枠組みを超えた表現を試みる横内健太郎・ヤマガミユキヒロ・仙石彬人の3人の作家をご紹介します。会期中には昭和の歴史的建造物である京都芸術センターの建物を生かし、壁面での映像作品の投影などのライブパフォーマンスも予定。京都芸術センターの新たな「表情」をお楽しみください。

この展覧会では、「再構築=re:framing」をテーマに、絵画における既存の枠組みを超えた表現を試みる3人の作家を取り上げます。

一人目は、伝統的な美術作品のモチーフを画面に転写していくことを作品制作の作業として課し、光沢のあるサテン布と染料などを用いた独特な質感で再構築された世界を表現していく横内賢太郎。
近年はそのスタイルに木炭や油彩、その下地塗り材などの西洋絵画由来の素材も取り入れ、近代的歴史背景のイメージを新たなフレームの中に生成していく制作テーマにリンクさせています。

二人目は、ある風景を鉛筆で細密に描き、同じ場所で撮影した映像を重ねるスタイルで作品 を制作するヤマガミユキヒロ。
静止画像では決して表現できない、時の経過や光のうつろいまで表現された彼の作品により、鑑賞者は日常的な都市の風景に潜んだ美しい表情に気づかされます。

そして三人目の作家、仙石彬人は、「モノ」ではなく「コト」を重要視し、光や反射、影などの 視覚的なイメージを素材に、インスタレーション作品の制作を進めてきました。 2004年からは「時間に絵を描く」ことをテーマに、OHP ( オーバーヘッドプロジェクター) を用いたヴィジュアルによるライブパフォーマンス「TIME PAINTING」活動を行っています。

このように、この3人の作家は、従来の「絵画」では表現し切れなかったものを画面に落とし込み、「絵画」を独自の概念で再構築していくという点で共通しています。

また、京都芸術センターの建物は、昭和6年に改築された元・明倫小学校(平成20 年に登録有形文化財として登録)を活用したものです。これまで多様なジャンルの芸術活動のほか、地域の方々の四季折々の催しにも用いられるなど、地元におけるシンボルとしても親しまれてきました。

今回の展覧会会期中には、京都芸術センターの建物の様々な意匠にも注目し、館内各所でその壁面に出展作家による映像を投影するライブ・パ フォーマンスなどを開催します。常に新しい文化芸術を発信していくことを目指し、日々さまざまな姿を見せる当センターに生まれる、新たな表情をお楽しみください。

展覧会概要

期間 2013/04/13(土) 〜 2013/05/26(日)
会場・開催場所 京都芸術センター
時間 10:00~20:00
休館日 会期中無休
料金 入場無料
注意事項等 ※ 一部有料・事前申込制のイベントがございます。予めご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-213-1000075-213-1000
FAX:075-213-1004
E-Mail info@kac.or.jp
ホームページ http://www.kac.or.jp

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