Exhibitions展覧会
てんとうむしプロジェクト05「NEW HOME」
京都芸術センターのボランティアスタッフが中心となって展覧会の企画・運営を行う「てんとうむしプロジェクト」。今回は東明、毛原大樹の2名のアーティストとコラボし、「NEW HOME」のコンセプトで展覧会を開催します。子供から大人まで楽しめる、「新たな出会いと発見」の試み、ぜひご覧ください。
【作品画像】(1)東明 作品展示風景(2)毛原大樹 「コジマラジオ」収録風景
京都芸術センターのボランティアスタッフが中心となって展覧会の企画・運営を行う「てんとうむしプロジェクト」。
第5回目となる今回は、美術作家の東明(ひがし・あきら)とラジオ・アーティストの毛原大樹(けはら・ひろき)の2人とのコラボレーションによる、「NEW HOME」をコンセプトとした展覧会を開催します。
ボランティアスタッフとアーティストは、昨年末からミーティングを重ね、企画から運営までを協働で行ってきました。
東の今回の新作は、そのミーティングに参加した女子高生が幼少時に行っていた遊びの記憶を元にしたものです。以前から作品の鑑賞者を当たり前のように大人と想定することに疑問を感じていたという東は、今回は子育て経験のある主婦スタッフの智恵や経験を活かし、作品を通して親子が一緒に楽しめる場を作ろうとしています。
一方、毛原は、多様なバックグラウンドをもつボランティアスタッフ同士の関係に注目しました。ラジオやテレビなどの通信機器を使ったプロジェクトを全国で行っている毛原は、今回ミーティングにも自作の発信装置を持ち込み、ボランティアスタッフにラジオ番組やテレビ放送の形式で話してもらうということを試みました。それによって、スタッフは自分が他人に抱くイメージがメディアを通すことで変化していること、そしてメディアを選ぶことで関係性を選択できる自由にも気付かされました。毛原は、今回の展示空間を通して、鑑賞者にも同じように、メディアを通して新しい発見をしてもらいたい、と考えています。
今回のタイトル・コンセプトである「NEW HOME」には、自分の知らない世界や人々と出会うことで、自らの世界を広げていこう、という意味が込められています。そしてこのプロジェクトは、展覧会だけでなくそれを創るまでの過程のなかでも、新たなネットワークや関係性を構築していこう、という意欲的な試みとなっています。
作家とボランティアスタッフ、鑑賞者という京都芸術センターをめぐるさまざまな立場の人が出会うことで、何が生まれ、どう育っていくのでしょうか。
春という出会いと変化の季節にふさわしい、新たな発見に満ちた展覧会です。
展覧会概要
期間 | 2014/04/11(金) 〜 2014/05/11(日) |
---|---|
会場・開催場所 |
京都芸術センター
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時間 | 10:00~20:00 |
休館日 | 会期中無休 |
料金 | 無料 |
お問い合わせ |
TEL:075-213-1000075-213-1000
FAX:075-213-1004 |
info@kac.or.jp | |
ホームページ | http://www.kac.or.jp |
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