Exhibitions展覧会

京都芸術センター開設10周年記念展覧会 てんとうむしプロジェクト「未来への素振り」展

2010/03/05(金) 〜 2010/03/28(日)

京都芸術センター 

「未来への素振り」展は、この10年間京都芸術センターの活動を支えてきたボランティア・スタッフが中心の組織「てんとうむしプロジェクト」によって企画運営されるものです。 展覧会は、伊達伸明による暗室とオブジェによる「記憶」をテーマにした空間と、小山田徹によるミニアートセンターという二人の作家・二つのセクションで構成。過去を他者と共有し、未来を想像/創造することを二つの「素振り」を通して目指します。


「てんとうむしプロジェクト」ロゴマーク

京都芸術センター開設10周年記念事業の一環として実施される「てんとうむしプロジェクト」は、10年間活動を支えてきた京都芸術センターボランティア・スタッフが中心となって展覧会を企画運営する新たな試みです。

展覧会の監視、作品解説、作家の制作アシスタントを行ってきたボランティア・スタッフは、展覧会の最も熱心な鑑賞者でもあったとも言えます。10年の間目にしてきた様々な展覧会や作品に、彼らは何を感じ、何を考えたのでしょうか。そのようなボランティア・スタッフ個々人の実感に根ざした展覧会を作ることがプロジェクトの目的です。


この「てんとうむしプロジェクト」によって企画・運営される今回の「未来の素振り展」。
出品作家は小山田徹(こやまだ・とおる)伊達伸明(だて・のぶあき)の二人。2009年8月の決定以降、お二人とメンバーが綿密にミーティングを重ねてきました。

展覧会は2つのセクションによって構成されています。
伊達伸明がメインコーディネーターをつとめるギャラリー北には、「記憶」をテーマにした空間を作成。暗室の中に蓄光塗料や発光する素材で、私たちの記憶と関わるオブジェを制作し、鑑賞者はブラックライトを片手に空間内を探検します。
一方、小山田徹がメインコーディネーターをつとめるギャラリー南には、ミニアートセンターを作ります。日々の生活の中で使っている物や深く関わった物といった、個々人にとって身近な物を展示し、会期中連日、レクチャーを開催します。レクチャラーをつとめるのは、主にてんとうむしプロジェクトに参加しているボランティア・スタッフです。

『未来への素振り』展では、来るべき未来に対する準備運動として、これまでの過去・現在を振り返り、語り、他者と共有します。そしてそうした「素振り」を通して、未来を想像/創造することを目指します。

普段裏方にまわってきたボランティア・スタッフが作家と一緒に作った展覧会です。
展覧会の未来を描く新たな形を、是非体験してみて下さい。


*プロジェクトの名称「てんとうむし」は、10周年に因み、「10ten」「10とう」「6(む)+4(し)」と全て10という数字にかけてあります。10周年の節目の年、てんとうむしが太陽の光に向かって飛んでいくように、新しい未来を作り出そうとする意図が込められています。

 

展覧会概要

期間 2010/03/05(金) 〜 2010/03/28(日)
会場・開催場所 京都芸術センター
時間 10:00~20:00
休館日 会期中無休
料金 入場無料
お問い合わせ TEL:075-213-1000075-213-1000
FAX:075-213-1004
E-Mail info@kac.or.jp
ホームページ http://www.kac.or.jp/bi/233

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