Exhibitions展覧会

知られざるミュシャ展 -故国モラヴィアと栄光のパリ-

2013/03/01(金) 〜 2013/03/31(日)

美術館「えき」KYOTO 

アール・ヌーヴォーの旗手として不動の地位を築き、現在も多くのファンを持つアルフォンス・ミュシャ。この展覧会では、ミュシャの故郷・チェコに暮らす医学者チマル博士の個人コレクションを中心に、約160点の作品をご紹介します。

アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は、オーストリア帝国の支配下にあった南モラヴィア地方(現、チェコ共和国)のイヴァンチッツェに生まれました。
ウィーン、ミュンヘンで美術を学んだ後、パリに出て下積み時代を過ごしていましたが、1894年暮れに舞台女優サラ・ベルナール の公演「ジスモンダ」のポスターの制作依頼を受けました。そして1895年新年、ポスターがパリの街頭に貼り出されるやいなや、ミュシャは一夜にしてパリ 中の話題をさらい、画家として一気にスターダムにのしあがったのです。
ミュシャは1900年のパリ万国博覧会でもパビリオンの装飾を任されるなど、芸術家としての地位を不動のものにしました。アール・ヌーヴォーは別名「ミュシャ様式」とも呼ばれるほど、ミュシャは商業的成功を収めたのです。
その後ミュシャは、1910年に故国のモラヴィアに帰郷します。そして1918年、チェコスロバキア共和国成立にあたっては、ミュシャはほとんど無償で、紙幣や切手、国章などをデザインを手がけ、またプラハ市庁舎ホールの装飾を引き受けるなど、あらゆるジャンルにわたり多芸多才ぶりを発揮しました。
ミュシャはパリの華やかな時代とは異なり、晩年は祖国への思いを描き続けました。
この展覧会では、チェコのチマル・コレクションを中心に、約160点の作品を展覧します。
チマル・コレクションとは、ミュシャの故郷であるチェコのイヴァンチッツェ近郊の町に住む医学者ズデニェク・チマル博士の個人コレクションです。チマル博士は親の代より長年にわたり現在のミュシャ・コレクションを形成し、一部は、2010年にチェコ国立モラヴィア・ギャラリーにて初めて一般公開されました。
その後も各地の美術館で公開されましたが、日本でのチマル・コレクションの公開は今回が初めてとなります。

展覧会概要

期間 2013/03/01(金) 〜 2013/03/31(日)
会場・開催場所 美術館「えき」KYOTO
時間 10:00~20:00(入館は19:30まで)
休館日 会期中無休
料金 一般:900円(700円)
高・大学生:700円(500円)
小・中学生:500円(300円)
注意事項等 ※( )内はエムアイカード、JR西日本グループ会社カード(一部除く)をお持ちの方、ICOCA、カードでお買いあげの方、および前売、10名さま以上の団体料金です。
お問い合わせ TEL:075-352-1111075-352-1111
(ジェイアール京都伊勢丹大代表)
ホームページ http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/floorevent/index_7f.html

関連アートイベント

該当するアートイベントはございません。

関連記事

該当する記事はございません。