Exhibitions展覧会
生誕110年記念 布で描いたアプリケ芸術 宮脇綾子の世界展
アプリケ作家・宮脇綾子の個展。布の素材を生かした静物画のような立体感、ユーモアあふれるデザインは高い評価を受けています。布で描いた芸術ともいえるその作品を、今回未発表作も含め約100点展示します。この機会にぜひご高覧ください。
アプリケ作家・宮脇綾子(1905年-1995年)は、身近にある魚や野菜、草花などをモデルに詩情あふれる作品を作り続けたユニークな作家です。
戦争が終わった時「空いた時間を使って何か自分の仕事をしてみたい」と彼女が思い立ったのが、身近にあった古裂(ふるぎれ)を素材にしたアプリケでした。その作品は、布の素材をうまく生かし、一枚の静物画のように立体感があります。同時に、ユーモアと温かさに満ち、時代を超えたデザイン性に優れ、躍動感にあふれています。
「心して見れば道端の草花でも、台所に転がっている野菜、枯れた花、一匹のさんまでも美しいと思う。その感動を私は布へ持っておっただけなのです。道端の花がモデルであり、自然に学び、ものをよく見ること。それが創作を生むきっかけとなるのです」(綾子)
宮脇の手作業から紡ぎだされた作品は、まさに絵の具を布に置き換えた「布で描いたアプリケ芸術」といえます。
今回の展覧会では、「自然への愛」「人間・家族への愛」をテーマに、彼女の初期から代表作、未発表の作品まで、合わせて約100点展示いたします。
家庭を守りながら日常生活によせる愛情を創作の エネルギーとして生きた宮脇綾子の世界を、どうぞお楽しみください。
宮脇綾子
明治38年東京生まれ。昭和2年、洋画家・宮脇晴と結婚。昭和27年の初個展以降、夫とともに個展の開催・国画展への出展など、活発な創作活動を展開する。昭和35年には「アップリケ綾の会」を結成、弟子の育成にも努める。
アメリカのグレイターラフィエット美術館やワシントン女性芸術美術館などでも個展を開催、その作品は「布切れの芸術」として海外でも高い評価を受ける。作品集も多数出版。平成7年に90歳で没。
展覧会概要
期間 | 2015/05/21(木) 〜 2015/06/14(日) |
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会場・開催場所 |
美術館「えき」KYOTO
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時間 | 10:00~20:00(入場は閉館30分前まで) ※6月1日(月)・2日(火)・8日(月)・9日(火)は19:30まで |
休館日 | 会期中無休 |
料金 | 一般:800円(600円) 高・大学生:600円(400円) 小・中学生:400円(200円) |
注意事項等 | ※( )内はエムアイカード、JR西日本グループ会社カード(一部除く)をお持ちの方、ICOCA、Suica、PASMO、TOICA、manaka、SUGOCA、はやかけん、nimoca、Kitacaでお買いあげの方、前売および10名さま以上の団体、 「障害者手帳」をご提示いただいたご本人とご同伴者1名さまの料金です。 |
お問い合わせ |
TEL::075-352-1111:075-352-1111
※ジェイアール京都伊勢丹大代表 |
ホームページ | http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/ |
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