Exhibitions展覧会

イメージの魔術師 エロール・ル・カイン展 ~めくるめく絵本原画の世界~

2009/12/04(金) 〜 2009/12/27(日)

美術館「えき」KYOTO 

イギリスの代表的絵本作家、エロール・ル・カイン。1968年に出版した『アーサー王の剣』をきっかけにその後47歳の若さで亡くなるまでに48冊の絵本を出版。1984年には『ハイワサのちいさかったころ』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞しました。幼少期を東洋で過ごした彼の作品は、繊細でファンタジックでありながらどこかエキゾチックな雰囲気を漂わせています。 この展覧会では、この季節に相応しいクリスマス絵本の原画をはじめ、スケッチなど未公開作品を含む約150点を展示。変幻自在で華麗な「イメージの魔術師」、エロール・ル・カインの世界をご紹介します。

「イメージの魔術師」とも称される絵本作家、エロール・ル・カイン。

1941年、シンガポールに生まれたエロール・ル・カインは、インド、香港、日本、サイゴンなど、東洋で幼少年期を過ごしました。
絵本作家としての第一歩を踏み出すことになったのは、1968年に映画用に描いたラフスケッチを元に出版した『アーサー王の剣』。その後、『いばらひめ』『おどる12人のおひめさま』『美女と野獣』『まほうつかいのむすめ』など48冊の絵本を出版し、1984年には『ハイワサのちいさかったころ』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞。イギリスを代表する絵本作家のひとりとなりました。

ル・カインの描くイラストレーションは、東洋と西洋、幻想性と写実性、繊細さと大胆さ、という相反するかのような特徴をあわせもっています。また細密に描かれ装飾性が強いその作品は、まさに華麗、絢爛そのものです。自身の中に吸収したさまざまな像を自由自在に引き出し組み合わせ、ひとりの作家が描いたとは思えないほどの多様な作風によって形にする器用さは、まさに「イメージの魔術師」の名にふさわしいと言えるでしょう。

47歳の若さで亡くなるまで、絵本の挿絵やアニメーション映画製作に携わったル・カイン。
今年2009年は、その没後20年の節目の年となります。
展覧会では、えほんミュージアム清里が所蔵するコレクションの中から、この季節に相応しいクリスマス絵本の原画をはじめ、スケッチなど未公開作品を含む約150点を展示。類いまれなる才能を持ったエロール・ル・カインの華麗なイメージの世界をご紹介します。

展覧会概要

期間 2009/12/04(金) 〜 2009/12/27(日)
会場・開催場所 美術館「えき」KYOTO
時間 10:00~20:00 (最終日は17時閉館/入館は各日閉館30分前まで)
休館日 会期中無休
料金 一般:700円(前売・団体 500円)
高・大学生:500円(300円)
小・中学生:300円(200円)
注意事項等 ※団体は10名以上。 ※アイカード・JR西日本グループ会社カード(一部除く)をお持ちの方は前売・団体料金でご覧になれます。
お問い合わせ TEL:075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹大代表)075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹大代表)
ホームページ http://www.wjr-isetan.co.jp/Kyoto/

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