Exhibitions展覧会

ゴールドマン コレクション これぞ暁斎!世界が認めたその画力

2017/06/10(土) 〜 2017/07/23(日)

美術館「えき」KYOTO 

幕末から明治の激動の時代を生きた天才絵師、河鍋暁斎。圧倒的な画力で仏画から戯画まで幅広いジャンルを手がけ、その作品は日本人はもちろん外国人をも魅了しました。この展覧会ではイスラエル・ゴールドマン氏による世界屈指の暁斎コレクションを通し、バラエティ豊かな暁斎の画業を振り返ります。

京都を拠点にロンドンやニューヨークなど世界で作品を発表し高い評価を受ける若手英国人アーティスト、マイケル・ウィッテルの個展。図像学的なシンボルや科学記号を用いた複雑かつ繊細なドローイングを特徴とする彼の、今回の展覧会テーマは世界に無数にある形態の情報を考察した「ダイアグラマティック・アイコン」です。

カオス理論、分子生物

幕末から明治の激動の時代を生きた天才絵師、河鍋暁斎(1831年-1889年)。
3歳で初めて蛙を描いたという暁斎は、7歳で浮世絵師の歌川国芳に入門した後、狩野派に学び19歳の若さで修業を終えました。 その後は周りから「画鬼」と称されるほどに画業に打ち込み、習得した様々な画法で仏画から戯画まで幅広く描きました。
暁斎の観察力・表現力・筆の確かさなど圧倒的な画力は、鹿鳴館の設計で有名な英国人建築家ジョサイア・コンダーを惹きつけ弟子にするなど、外国人をも魅了しました。現在もその作品は国内外で多くの人を惹きつけてやみません。

この展覧会では、世界屈指の暁斎コレクションを有するイスラエル・ゴールドマン氏の所蔵作品で、肉筆画から版画、絵日記など、正統な日本画から、思わずくすりと笑えてしまうユーモアあふれる早描きまで、実にバラエティに富む暁斎の画業を振り返ります。 言葉や文化の違いを超えて愛される暁斎ワールドを、ぜひご堪能ください。

※本展には一部、春画作品が出品されます。小さなお子さまの観覧については保護者、引率の大人の方がご判断ください。

学、医学研究、物理学、コンピュータサイエンスなど様々な分野から引用されたイメージを用いて描かれたドローイング作品から、 人の知恵が生み出すものが持つ独創性や奥深さへの賞賛がみてとれます。しかし同時に、それらは人間の経験や知性における限界を想起させます。 私たちが最も深いレベルで現実を理解するためには、この限界を乗り越える努力をしないといけないでしょう。(Maichel Whittle)

■ オープニングパーティー:2017年6月3日(土)17:00~19:00
 

マイケル・ウィッテル(Michael WHITTLE)

1976年 イギリス生まれ
1998年 ブラッドフォード大学生物医学科卒業(イギリス)
2002年 ダンカン・オブ・ジョーダンストーン・カレッジ・ブ・アート(イギリス・ダンディー)彫刻科卒業
2005年 ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(イギリス・ロンドン)彫刻科修了
2009-2012年 京都市立芸術大学 文部科学省 研究留学生
2015年 京都市立芸術大学大学院 博士号取得

http://www.michael-whittle.com/

 

展覧会概要

期間 2017/06/10(土) 〜 2017/07/23(日)
会場・開催場所 美術館「えき」KYOTO
時間 10:00~20:00(入館は30分前まで)
※開館時間は百貨店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。
休館日 会期中無休
料金 一般:1,000円
高校・大学生:800円
小・中学生:600円
注意事項等 ※高校生以上の学生のお客さまは学生証のご提示をお願いします。学生証がない場合は一般料金となります。
お問い合わせ TEL:075-352-1111075-352-1111
※ジェイアール京都伊勢丹大代表
ホームページ http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/

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