Exhibitions展覧会
ぎをん 齋藤コレクション-布の道標- 「古裂に宿る技と美」
江戸後期から続く京呉服の老舗「ぎをん 齋藤」が所蔵する古裂コレクションから、中国陶時代のものから民間所蔵品としては最大級の正倉院裂、中世の綾・錦や近世の辻が花、友禅など東洋染織史を概観できる品々をご紹介します。裂々に凝らされた技と美、その尽きせぬ魅力をお楽しみください。
【作品画像】
(1)唐花文錦(奈良時代 8世紀)
(2)花文辻が花染(室町~桃山時代 16世紀)
(3)岩に百花文慶長裂(江戸時代 17世紀)
今に伝わる染織遺品は、その時々最高の素材や技術を駆使して生み出され、権威や富を象徴するものでもあります。本来の役目を終えた小さな断片=裂〈きれ〉は「古裂〈こぎれ〉」とよばれ、茶の湯の世界をはじめ、美術工芸品を守り、引き立てるだけでなく、裂そのものが芸術品として永く大切に愛で伝えられてきました。
江戸後期から続く京呉服の老舗「ぎをん 齋藤」の現当主(7代目)である齋藤貞一郎氏は、そんな古裂を積極的に蒐集し、古典技法や意匠の復刻、現代のきもの作りに生かしてきました。
今回の展覧会は、齋藤氏のコレクションから、中国唐代に遡る貴重な遺品や、民間に流出した最大級の正倉院裂として近年、話題を呼んだ「唐花文錦」をはじめ、中世の綾・錦から近世の辻が花や慶長裂、友禅など東洋染織史を概観できる染織芸術品の数々をご紹介します。
クリエイターでもあり数寄者でもある齋藤氏の、染織への深い憧憬と飽くなき探究心によって集められたコレクションを通じ、裂々に凝らされた技と美、その尽きせぬ魅力に触れてみてください。
展覧会概要
期間 | 2017/06/17(土) 〜 2017/08/20(日) |
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会場・開催場所 |
細見美術館
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時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日休館) |
料金 | 一般:1,200円(1,100円) 学生:1,000円(900円) |
注意事項等 | ※()内は20名以上の団体料金 ※障がい者の方は、障がい者手帳などのご提示にて団体料金で入場いただけます。 |
お問い合わせ |
TEL:075-752-5555075-752-5555
FAX:075-752-5955 |
ホームページ | http://www.emuseum.or.jp |
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