Exhibitions展覧会
飄々表具-杉本博司の表具表現世界
世界的な現代美術作家・杉本博司が独自の視点で日本美術を紹介する企画展第3弾。今回は「表具」をテーマに、杉本自身の作品やその蒐集品を仕立てた「杉本表具」と細見美術館のコレクションが競演、表具の可能性を探ります。
※5月26日(火)より再開、会期が9月6日(日)まで延長となりました(画像は会期変更前のものです)
《ジオラマ》《劇場》《海景》といった写真シリーズで世界的に知られる現代美術作家 杉本博司。その活動は古美術蒐集、建築、庭園、舞台演出、インスタレーションなど多岐にわたります。
これまで細見美術館では、杉本が企画構成し、自身の蒐集品で床飾りのしつらえを行った「味占郷-趣味と芸術ー」展(2016年)、 彼がリスペクトする謎のコレクター 夢石庵の美意識を再現した「末法」展(2017年)と、2回にわたり杉本の視点で日本美術を紹介してきました。
3回目となる今回のテーマは「表具」。杉本は、自身の作品や古今東西の蒐集品を、古裂などを用いて独自のイメージやセンスで新しい姿に仕立てており、こうした作品は「杉本表具」と呼ばれてきました。
この展覧会は、自身の写真を掛軸・屏風・額といった様々な形式のフレームで飾った作品を展観する第一部と、「杉本表具」と細見コレクションの競演の二部で構成し、表具の持つ表現の可能性を探ります。
美術表現が多様化するこの時代に、飄々として世を渡る、数寄者杉本博司の美意識と、余芸というには余りある表現世界をご堪能ください。
※この展覧会は前後期制です。一部展示替となる作品がございます。
【前期】4月4日(土)~5月17日(日)/【後期】5月19日(火)~6月21日(日)
杉本博司
1948年生まれ。1970年渡米後、1974年よりニューヨークと日本を行き来しながら制作を続ける。代表作に「海景」、「劇場」シリーズがある。2008年に建築設計事務所「新素材研究所」、2017年には構想から10年をかけて建設された文化施設「小田原文化財団 江之浦測候所」を開設。演出と空間を手掛けた『At the Hawkʼs Well / 鷹の井戸』が2019年秋にパリ・オペラ座にて上演。著書に『苔のむすまで』、『現な像』、『アートの起源』などがある。2001年ハッセルブラッド国際写真賞、2009年高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)受賞、2010年秋の紫綬褒章受章、2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ叙勲。2017年文化功労者に選出。作品は、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)やポンピドゥセンター(パリ)など世界有数の美術館に収蔵されている。
展覧会概要
期間 | 2020/04/04(土) 〜 2020/09/06(日) |
---|---|
会場・開催場所 |
細見美術館
|
時間 | 10:00~16:00(入館は15:30まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日休館) |
料金 | 一般:1,400円(1,300円) 学生:1,100円(1,000円) |
注意事項等 | ※障がい者の方は、障がい者手帳などのご提示で()内の料金に優待 |
お問い合わせ |
TEL:075-752-5555075-752-5555
FAX:075-752-5955 |
ホームページ | http://www.emuseum.or.jp |
関連アートイベント
該当するアートイベントはございません。
関連記事
該当する記事はございません。