Exhibitions展覧会

湯島 麟祥院 ―春日局と峨山慈棹―

2016/04/02(土) 〜 2016/06/04(土)

花園大学歴史博物館 

春日局の菩提寺として名高い麟祥院は全国に京都と東京の2箇所あります。今回は2009年に行われた京都麟祥院の展示に続き、東京湯島の麟祥院の寺宝をご紹介します。春日局関連資料のほか、白隠門下の僧たちによる禅画など、戦禍を潜り抜け大切に護り伝えられた文化財の数々をこの機会にご高覧ください。

【作品画像】
(1)春日局像 狩野探幽筆  江戸時代(17世紀) 東京・麟祥院蔵 ≪展示期間:後期 5月9日~6月4日≫
(2)春日局像 狩野探幽筆 江戸時代(17世紀) 京都・麟祥院蔵 ≪展示期間:後期 5月9日~6月4日≫
(3)布袋図 河鍋暁斎筆 江戸時代~明治(19世紀) 東京・麟祥院蔵 ≪展示期間:前期 4月2日~5月7日≫


春日局の菩提寺として名高い麟祥院(りんしょういん)。寺の名は春日局の法名にちなんだもので、全国に同じ名の寺院が2箇所あります。ひとつは東京・湯島にある天澤山麟祥院。そしてもうひとつが、京都・花園にある妙心寺塔頭麟祥院です。
両寺ともに臨済宗妙心寺派に属する禅宗寺院で、現在でも春日局を慕う人々が多く訪れています。

今回の展覧会は、2009年に開催した京都の麟祥院の文化財を紹介する展覧会「春日局ゆかりの寺 麟祥院」展につづき、東京湯島の麟祥院が所蔵する文化財を紹介するものです。
湯島麟祥院は昭和20年の東京大空襲により、諸堂をはじめ多くの寺宝が失われたといわれています。しかし、その災禍を潜り抜けた文化財も数多く残っており、今日まで大切に護り伝えられています。これらの文化財がまとまったかたちで寺外で公開される機会は、今回の展覧会が初の試みとなります。

狩野探幽による肖像画など春日局に関する資料のほか、白隠慧鶴門下の傑僧として名高い麟祥院11世・峨山慈棹の遺墨をはじめとする、白隠とその門下の僧たちによる禅画の数々が並びます。さらに、永い歴史のなかで蓄積されたゆかりの美術作品が展示されます。

今回の展覧会では、花園大学禅運か研究所デジタルアーカイブス事業との共同調査による成果として、これまで紹介されることのなかった絵画作品にも注目し、その優品を紹介します。
また、禅に帰依した春日局の姿とともに、春日局菩提寺としての麟祥院の魅力に迫ります。

展覧会概要

期間 2016/04/02(土) 〜 2016/06/04(土)
会場・開催場所 花園大学歴史博物館
時間 10:00~16:00(土曜日は14:00まで)
休館日 日曜日、5月5日(木・祝)、6日(金)
※大学行事により臨時休館となる場合があります
料金 無料
お問い合わせ TEL:075-811-5181075-811-5181
FAX:075-811-9664
ホームページ http://www.hanazono.ac.jp/museum

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