Exhibitions展覧会

表情のある京町家 三条烏丸東入ル梅忠町

2013/11/04(月) 〜 2013/12/13(金)

花園大学歴史博物館 

花園大学歴史博物館が所蔵している「町家屋敷絵図」。これにより、京都の町家研究は大きく飛躍しました。この展覧会では、掲載されている全ての町家の間鳥図に2階が描かれている点が特徴の「梅忠町家屋敷絵図」をはじめ、京都の町の姿や人々の生活を今に伝える資料の数々をご紹介します。

【画像】
(左)「梅忠町家屋敷絵図」北側東より3軒目 永楽屋伊兵衞 花園大学歴史博物館
(右)「梅忠町家屋敷絵図」南側西より17軒目 梅忠町会所家 花園大学歴史博物館


花園大学歴史博物館が所蔵している「梅忠町家屋敷絵図」は、京都における町家研究に果たす意義が大変大きな資料です。
これまでの京町家研究は、建屋の一階平面図の復元が限界でしたが、京都市にある「指物屋町」の研究により「町」全体における町家一階平面が復元され、各地の町家比較研究に寄与してきました。

今回展観する「梅忠町家屋敷絵図」は、ほぼ全ての町家の間取図に2階部分が描かれているのが特徴で、京町家の建築の有り様を知ることができるものとなっています。このことから、花園大学歴史博物館ではこれまでに『花園大学歴史博物館資料叢書第二輯 梅忠町家屋敷絵図目録』としてこの絵図を刊行していますが、さらに京町家の実態に迫るため、建築学的見地より町家復元するためのプロジェクトチームを立ち上げて、絵図に描かれている全ての京町家の復元を行うことにしました。
このプロジェクトは、花園大学教員に加え、京町家建築に造詣の深い一級建築士と協同で行うもので、文化的・建築史的検討だけでなく、当時の作事に関わった大工たちの姿にも迫ることを目的としています。

今回の展覧会では、その「梅忠町家屋敷絵図」をはじめ、京都各地の町、町家の様子を示す資料の数々をご紹介します。京都は昔どのような姿をしていたのか、人々はどのような家で暮らし、普段はどのような生活を送っていたのかを、資料を通して触れてみてください。

展覧会概要

期間 2013/11/04(月) 〜 2013/12/13(金)
会場・開催場所 花園大学歴史博物館
時間 10:00~16:00(土曜日は14:00まで)
休館日 日曜日
※大学行事により臨時休館となる場合があります。詳細は施設までお問い合わせください。
料金 無料
お問い合わせ TEL:075-811-5181075-811-5181
FAX:075-811-9664
ホームページ http://www.hanazono.ac.jp/museum/museum2013kyomachiya

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