Venuesアート施設

花園大学歴史博物館

花園大学のキャンパス内にある博物館。
花園大学の調査・研究活動によって蓄積された資料を広く公開し、大学教育・地域の生涯学習に役立てることを目的として平成12年(2000)に設立されました。

第1展示室では、常設展として収蔵品(約2,000点)および寄託品のうち、考古学、民俗学、歴史学、美術史、禅文化に関わる資料を展示。第2展示室では、絵画から文学、歴史、工芸品など、様々な分野の企画展を随時開催しています。

また、展示活動などには学生・院生スタッフも参加しており、常設展では学生が中心となって開発した携帯電話などを活用した閲覧支援システムも設置されているなど、大学ならではの先進的な試みも行われています。

常設展

第1展示室での常設展では、考古学、民俗学、美術・禅文化、歴史学・典籍の4つの部門に関する収集資料が展示されています。
(常にコレクション全てが展示されているわけではありません)

【考古学】
大学の考古学研究室が行った発掘調査での出土資料を展示。
京都市内最大の前方後円墳である伏見区黄金塚2号墳(4世紀末)の埴輪群、花園大学構内の遺跡から出土した平安京関係遺物、妙心寺の境内遺跡から出土の近世禅院関係遺物などが中心で、考古学資料で古代から近世までの京都の歴史・文化を通覧することができるのは、他の施設にはない特色となっています。

【民俗学】
奈良県大宇陀町(現:宇陀市大宇陀区)の農村集落で収集した民俗資料が中心。
その内容は、服飾・食事・農耕・山樵・手工・染織・諸職・狩猟・漁労・交通運搬・交易・社会生活・年中行事・信仰といった多分野にわたり、人の生活・文化に関わるものをほぼ網羅しています。

【美術・禅文化】
主に禅画や墨跡を中心とした、禅文化に関する美術や資料を展示。
禅の美術において近世を通じ多大な影響を与え、現在もユーモラスで親しみやすい画風から人気の高い、妙心寺派の禅僧・白隠慧鶴(はくいんえかく)の作品などをはじめとし、豊かな禅の文化の一端を紹介しています。

【歴史・典籍】

文学部日本史学科が中心となって収集してきた、古文書などの多数の文献史料を収蔵しています。
特に、鎌倉から室町時代にかけての文書22点からなり、中世の武家文書としてきわめて貴重な「俣賀家文書」などが注目されます。
また、中には「京都学コーナー」が設けられており、京都の歴史に関する史料も随時展示されています。

アート施設概要

住所 〒604-8456 京都市中京区西ノ京壺ノ内町8-1(花園大学キャンパス内 無聖館4階)
お問い合わせ TEL:075-811-5181075-811-5181
※代表番号
FAX:075-811-9664
開館時間 10:00~16:00(土曜日は14:00まで)
休館日 日曜・祝日、花園大学の全学休講日
料金 無料
アクセス 【JR・近鉄】
「京都」駅より
 JR嵯峨野線「円町」駅下車、徒歩8分

【京都市営地下鉄】
東西線「西大路御池」駅下車、徒歩12分

【バス】
市バス「太子道」下車、徒歩5分
京都バス「西ノ京馬代町」下車、徒歩2分
ホームページ http://www.hanazono.ac.jp/museum/

展覧会

アートイベント

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