Exhibitions展覧会

京都における 特別支援教育のあゆみ

2015/12/12(土) 〜 2016/03/29(火)

京都市学校歴史博物館 

さまざまな障害を持つ子どもたちを支える特別支援教育。京都では明治時代から既に取り組みが始まり、時代によって呼び方や制度・内容などを変えながら派ってしてきました。今回の展覧会では京都市内における特別支援教育のあゆみを、所蔵品や提供史料の数々を通じてたどります。

京都における特別支援教育は、明治7(1874)年頃に京都の小学校教師・古河太四郎が聾教育を開始したのがその始まりとされています。明治11(1878)年には京都盲唖院が開設されます。その開設130周年にあたる平成20(2008)年には、京都市学校歴史博物館で開催した企画展「『京都盲唖院』発!障害のある子どもたちの教育の源流」において、盲唖院にまつわる数々の貴重な史料を公開しました。 

一方で、知的発達に遅れのある児童の教育については、明治38(1905)年に淳風尋常小学校内に特別学級が私設され、大正11(1922)年以降は市内小学校に公的な特別学級が設置されていきます。戦後には昭和22(1947)年の学校教育法で初めて障害児の教育を受ける権利が国によって認められ、昭和31(1956)年の公立養護学校整備特別措置法成立以降、桃山小学校呉竹分校(現呉竹総合支援学校)をはじめ計7校の市立養護学校が誕生しました。

そして現在、京都市では、各養護学校は障害種別を超えた総合制の「総合支援学校」へと生まれ変わり、「総合育成支援教育」という独自の取組がなされています。
このように、特別支援教育は、時代によってその呼び方だけでなく、制度や教育内容など、様々なことが遷り変わる中で、発展してきました。

今回の展覧会では、京都市学校歴史博物館の所蔵品のほか、京都市内の特別支援学校や元教職員の方々などから提供された写真・史料など約130点を展示。京都市における明治30年代から総合支援学校誕生までの特別支援教育のあゆみを、様々な史料を通してたどります。

展覧会概要

期間 2015/12/12(土) 〜 2016/03/29(火)
会場・開催場所 京都市学校歴史博物館
時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 水曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
年末年始(12月28日~1月4日)
料金 大人:200円(160円)
小中高生:100円(80円)
注意事項等 ※()内は20名以上の団体料金 ※上記入館料で常設展示・企画展示双方をご覧いただけます。 ※京都市内の小中学生は、土・日曜日は入館無料となります。 ※その他各種割引がございます。詳細は公式ホームページでご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-344-1305075-344-1305
FAX:075-344-1327
E-Mail rekihaku-jigyou@edu.city.kyoto.jp
ホームページ http://kyo-gakurehaku.jp

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