Exhibitions展覧会

同志社では、創立者である新島襄を描いた肖像画を15枚所蔵しています。

新島は生前何度も写真館で「肖像写真」を撮影していますが、自らをモデルとした「肖像画」を描かせることはありませんでした。
しかし、明治23（1890）年に新島が亡くなった後、肖像画が描かれ始めます。それは教え子たちの求めによる作品や、作者が自発的に描いた作品など、制作の動機はさまざまですが、それぞれの肖像画が新島襄その人に代わる存在としてこれまで大切にされてきました。現代に生きる私たちは、これらの肖像画を通して、明治という時代に生きた新島の姿を彩をもって感じることができます。

今回の展示では、新島襄の肖像画のうち12枚を一堂に展示します。作者や制作の背景によってさまざまな表情を見せる新島襄を見比べることができる初めての機会です。他にも新島が着用した洋服や生活道具、学生時代の落書き入りの教科書やノートなど、新島襄を身近に感じることができる約70点の資料を紹介します。ぜひご高覧下さい。