Exhibitions展覧会

「日本画 NIHONGA」展

2009/10/02(金) 〜 2009/11/15(日)

京都文化博物館 

「日本文化発祥の地」京都に本社を置くワコール・京セラ両社によって1985年から二年間に渡り開催された「現代日本画」展。パリを皮切りに世界5カ国7都市を巡回したこの展覧会は当時の日本画壇の巨匠から新進気鋭の画家までの作家48名の作品が一堂に会し、日本文化の発信と国際交流において大きな成功を収めました。そして2009年はワコール創業60周年・京セラ創業50周年を迎えるのを機に、この展覧会に出展された作品のうち45名の作品を展示。24年前の、会派の枠を超えた画期的な展覧会が再び現代の京都に蘇ります。

1985年4月17日、フランス・パリのパピヨン・デ・ザールにて開催され、シラク市長(当時)をはじめ多くの来賓の出席を頂いた「現代日本画」展。

この展覧会は、共に「日本文化の発祥の地」京都に本社を置く株式会社ワコールと京セラ株式会社によって共同開催されたもので、当時の日本画壇における巨匠から、新進気鋭の画家まで幅広く選ばれた48名の作家に制作を依頼し、その作品によって伝統的美意識に培われた日本独自の美術を欧米に紹介しよう、というねらいがありました。

当時、日本は戦争による荒廃から復興をとげ、国際的な役割も年々重みを増す一方で、諸外国との間で経済摩擦を引き起こすなど、様々な問題も山積している状況にありました。また、国際的に経済力や科学技術といった面では注目されていても、文化・民族性の観点においては十分な理解が得られていない、というのが実情でした。


このことを憂えたワコールの塚本幸一社長(当時)が日本文化を世界に発信し、国際的な芸術・文化交流と相互理解の促進に繋げよう、と日本画の展覧会を開催することを思い立ち、これに京セラの稲盛和夫社長(当時)が共鳴したことで、「現代日本画」展が実現することとなったのです。

「現代日本画」展は、パリでの開催の後、ロンドン、ストックホルム、バルセロナ、バンクーバー、ロサンゼルスなど2年間に渡り世界五カ国七都市を巡回。当時の現代日本画壇の最高峰から新進気鋭の画家までの作品が一堂に会した前例のない画期的なこの展覧会は、11万人を超える来観者を迎え、国際交流において大きな成功を収めました。

2009年は、ワコールが創立60周年、京セラが創立50周年にあたります。その記念事業として開催される今回の「日本画」展では、24年前の「現代日本画展」に出展された作品のうち、現在も両社が保管している45名の作品を再び展示。
戦後日本画壇を代表する45名の巨匠による珠玉の作品が、再び会派の枠を超えて一同に会します。

展覧会概要

期間 2009/10/02(金) 〜 2009/11/15(日)
会場・開催場所 京都文化博物館
京都府京都文化博物館
時間 10:00~19:30(入場は19:00まで)
料金 一般:500円(団体400円)
大学生:400円(320円)
高校生以下無料
注意事項等 ※団体は20名以上 ※休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)
お問い合わせ TEL:075-222-0888075-222-0888
FAX:075-222-0889
ホームページ http://www.bunpaku.or.jp/

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