Exhibitions展覧会
アサヒビール創業120周年記念 「睡蓮池のほとりにて モネと須田悦弘、伊藤存」
睡蓮は、クロード・モネが最も好んだモチーフ。その珠玉の名画を館蔵品から5点全数公開します。また、植物を木から彫り出し、彩色して精緻な作品をつくる須田悦弘、動植物、人などをモチーフに刺繍で作品をつくる伊藤存による大山崎山荘美術館展示用に制作された「睡蓮」作品も併せて展示。モネを中心に、三者三様の視点、手法、表現による「睡蓮」を楽しむ展覧会です。また、展覧会冊子には小説家・福永信(ふくながしん)による書き下ろしエッセイを掲載。言葉の世界が美術とのコラボレーションも試みます。
印象派の巨匠、クロード・モネ。
浮世絵を好み、日本に憧れの心を抱いていた彼は、19世紀の末、フランス・パリ郊外ジヴェルニーの自邸に池をつくり、日本風の太鼓橋をかけ、周囲には睡蓮や柳などを植えました。
特に睡蓮は、モネが最も好んだモチーフで、池に浮かぶ睡蓮の花を大画面に描いた連作は生涯に200点余。まさに睡蓮はモネ作品の代名詞的存在です。
また、『睡蓮』は近代美術のひとつの到達点であると同時に、抽象表現のはじまりとして現代美術への橋渡し役も担い、後の世代に大きな影響を与えています。
この展覧会では、アサヒビール大山崎山荘美術館の所蔵するモネの『睡蓮』5点を全て公開します。
また、それに併せて、須田悦弘・伊藤存両氏による睡蓮をモチーフとした作品を展示します。
モネから約1世紀を経た2002年、彩色して精緻な作品をつくる須田悦弘は、モネを意識しながらアサヒビール大山崎山荘美術館での展示用に『睡蓮』を制作しました。これに新作も交えて展示し、さらに深みのある内容とします。
刺繍を駆使して自然や人をモチーフとする作品をつくることで知られる伊藤存は、今年2009年、美術館の池の水面に広がる睡蓮の葉と水中の魚・草魚(そうぎょ)を繰り返しスケッチし、先人とは異なる視点から新作を制作しました。
モネにより美術の定番となったモチーフを、気鋭の美術家達がどのように捉え、新たな表現を紡ぐのか。
モネを中心に、三人の作家それぞれの「睡蓮」をご覧下さい。
さらに、今回は小説家・福永信(ふくながしん)による書き下ろしエッセイを展覧会冊子に掲載。
言葉の世界と美術とのコラボレーションにより、不思議な睡蓮池の世界がもうひとつ花開きます。
展覧会概要
期間 | 2009/10/28(水) 〜 2010/02/28(日) |
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会場・開催場所 |
アサヒグループ大山崎山荘美術館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | ※開催期間が1/31まで→2/28までに延長となりました。 |
料金 | 大人:700円(団体 600円) 高校・大学生:500円(400円) 小・中学生以下無料 障害者手帳をお持ちの方:300円 |
注意事項等 | ※団体は20名以上 ※大山崎町歴史資料館、宝積寺入館の際に発行される割引券をご利用いただくと、ご本人様のみ団体料金にて入館いただけます。 |
お問い合わせ |
TEL:075-957-3123(総合案内)075-957-3123(総合案内)
FAX:075-957-3126 |
ホームページ | http://www.asahibeer-oyamazaki.com/ |
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