Exhibitions展覧会

ウィリアム・モリス — デザインの軌跡

2018/04/21(土) 〜 2018/07/16(月)

アサヒグループ大山崎山荘美術館 

19世紀後半のイギリスで最も傑出した芸術家・思想家のひとり、ウィリアム・モリス。彼のデザインは多くの人に愛され、現代にも息づいています。今回は、壁紙やテキスタイル、出版物等主要なモリス作品と、同時代のデザイナーによる作品を展覧し、モリスの生涯とそのデザインの歩みをご紹介します。

【作品画像】 photo © Brain Trust Inc.
(1)ウィリアム・モリス《いちご泥棒》1883年
(2)ウィリアム・モリス『ケルムコット・プレス設立趣意書』1898年
(3)ウォルター・クレイン『花のファンタジー 古きイングランドの庭にて』1899年
(4)《サセックスシリーズの肘掛け椅子》1860年頃


役に立たないものや、美しいと思わないものを、家に置いてはならない。

ウィリアム・モリス(1834-96)は、19世紀後半のイギリスで最も傑出した芸術家・思想家のひとりです。彼は詩人、作家、工芸家、社会運動家などさまざまな肩書を持ち、どの分野においても等しく情熱を注いで活動しました。
そんな数あるモリスの活動に置いて特に知られているものが、デザイナーとしての側面です。

産業革命により粗悪な大量生産製品があふれるなか、モリスは日々の労働が創造の喜びに包まれていた中世ギルド社会の再興をめざして、アーツ・アンド・クラフツ運動を先導しました。生活の芸術化を図るという構想のもと総合的な室内装飾を手がけ、理想的な書物制作のためケルムスコット・プレスを創設するなど、その活動は多岐にわたります。イギリスで起こった美術工芸革新の波は、やがて世界的なうねりとなり、後世に大きな影響を及ぼしました。モリスのデザインは多くの人に愛され、その創作の心は没後100年以上を経た現代においても、色あせることなく息づいています。

今回の展覧会では、壁紙、テキスタイル、椅子、出版物等主要なモリス作品と、同時代のデザイナーたちによる作品を合わせた56点を展覧し、美しいくらしを求めたモリスの生涯とそのデザインの歩みをご紹介します。この機会にぜひご覧ください。

展覧会概要

期間 2018/04/21(土) 〜 2018/07/16(月)
会場・開催場所 アサヒグループ大山崎山荘美術館
時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日
※4月30日・7月16日は開館
料金 一般:900円(800円)
高大生:500円(400円)
中学生以下無料
障害者手帳をお持ちの方:300円
注意事項等 ※()内は20名以上の団体料金
お問い合わせ TEL:075-957-3123075-957-3123
※総合案内
ホームページ http://www.asahibeer-oyamazaki.com/

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