Exhibitions展覧会

開館20周年記念「ロベール・クートラス 僕は小さな黄金の手を探す」

2016/12/17(土) 〜 2017/03/12(日)

アサヒグループ大山崎山荘美術館 

フランス・パリ生まれの画家、ロベール・クートラス。流行に左右される美術界を嫌った彼は、古きフランス人の精神が宿る民衆芸術に基づく一見ユーモラスな中に悲しみを湛えた作品を生涯をかけて描きました。没後30年を迎え評価を高めているその作品を、初期から未公開のものを含めてご紹介します。

【作品画像】
(1)ロベール・クートラス《僕の夜のコンポジション 24-b》1973年 油彩、紙 各12×6cm 個人蔵 撮影:片村文人
(2)ロベール・クートラス《僕のご先祖さま》1977年 グアッシュ、紙 52.5×37.5cm 個人蔵 撮影:片村文人
(3)ロベール・クートラス《天使》1970年代後半 油彩、板 23.5×43cm 個人蔵 撮影:片村文人
(4)ロベール・クートラス《僕のご先祖さま》1979年 グアッシュ、紙 32.5×53.5cm 個人蔵 撮影:片村文人


フランス・パリ生まれの画家、ロベール・クートラス(1930-1985)。
当初彼は「現代のユトリロ」「第二のベルナール・ビュフェ」という触れ込みで売り出されましたが、流行に左右される美術界での活動に苦しみ、やがて画廊を離れ困窮のなかで制作することを選びます。

クートラスが生涯をかけて描いたのは、小さな紙片を独自の神話のイメージや抽象的な模様で彩ったカルト、人間と動物の間のような生物がたたずむ静謐なグアッシュといった、一見ユーモラスななかに静かな悲しみを湛えた作品でした。クートラスを捉えていたのは、華やかな美術界の流行よりもむしろ、石工として働いていた青年時代に育まれた古きフランス人の精神が宿る民衆芸術といった、長い時間が醸成したものだったのです。

2015年に没後30年を迎え、クートラスの評価はフランス・日本で続く回顧展により高まりつつあります。今回の展覧会では、初期の油絵作品から制作の様子が伝わる資料まで、未公開のものを含めてご紹介します。深い部分で私たちの心を捉え続ける、クートラスの多彩な創造世界をご覧ください。

※会期中、前期・後期で展示替がございます。
【前期】2016年12月17日(土)~2017年1月29日(日)
【後期】2017年1月31日(火)~3月12日(日)

展覧会概要

期間 2016/12/17(土) 〜 2017/03/12(日)
会場・開催場所 アサヒグループ大山崎山荘美術館
時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館・翌火曜日休館)
年末年始(12月26日(月)~1月3日(火))
料金 一般:900円(800円)
高大生:500円(400円)
中学生以下無料
注意事項等 ※()内は20名以上の団体料金 ※障害者手帳をお持ちの方:300円
お問い合わせ TEL:075-957-3123075-957-3123
※総合案内
ホームページ http://www.asahibeer-oyamazaki.com/

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