Exhibitions展覧会

画家・神田恭子さんの絵画展です。

「今年71歳。本当は古希の記念にと思っていたのに1年遅くなってしまったの。」と笑う神田さん。彼女が描き続けているのは「時の流れ」をテーマにした油画作品です。
会場には新作を含め、作品15点ほどを展示予定です。案内状に掲載しました作品「時-withchaos-」（左写真）はサイズ2m×2mの大作です。高層ビル群に合わせて歪められた時計盤と針で画面を覆い、時間と混沌を表現されています。

「作品から時の流れを感じてもらえたらおもしろいと思っています」と楽しみながら作品を描かれている様子が印象的な神田さんですが、その作品は力強く、街の風景や自然の景色など日常に見られる様々なものを時とともに描きこむことで、時間の流れを意識していますか、とまるで鑑賞者に問いかけているようです。

京都造形芸術大学通信学部洋画コースを卒業された神田さんは、新制作協会展へ出品し入選するなど精力的に制作活動を続けられています。「この歳で活動を続けることで、同じく活動されている方々のやる気や希望に繋がれば…」と思いを語る神田さん。作品の鑑賞とともに、神田さんの思いを感じていただけましたら幸いです。