Exhibitions展覧会

著しい成長のエネルギーに満ちた中国の現代アートは、今や世界市場が熱く注目するジャンルです。
特に上海では文化大革命以降いち早く前衛藝術の機運が芽生え、現代抽象画作家が大きく頭角を現したエリアといえます。

当ギャラリーでは、この上海を中心とした抽象画の流れを「上海抽象派の現状」のテーマで、シリーズで作家をご紹介します。

第一弾に取り上げる作家は、「陳 墻(チェン・チァン)」。1960年生まれの上海抽象派の重鎮です。
エナメルのようにつややかに光るドット。画面を埋め尽くすドットの静かな存在感が特徴的です。
『鑑賞者には頭ではなく心でみてほしい』と作家は言います。
中国の現代アート収集でも有名な福岡アジア美術館やヨーロッパの美術館などでも所蔵されている 陳 墻ですが、関西でまとまって紹介するのは今回が初めての企画となります。
また、空間を大事にする作家の思いに応え、今回は異なる空間で作品をご覧頂けるよう、展示時期・会場を2期、2か所にしています。
異なる空間での作品の趣の違いも、ぜひ味わってください。

【第1期】3月27日(水)～4月1日(月)11:00～19:00
会場:アートギャラリー北野 1階
京都市中京区河原町三条東北角
TEL:075-221-5397

■ イベント「作家のいる空間を愉しむ会」
実際に陳 墻 氏が会場を訪れ、ともに作品をお楽しみいただけます。
日時:3月29日(金) 16:00～19:00

【第2期】4月3日(水)～4月7日(日)12:00～18:00
会場:ギャラリー三条祇園
京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前484 トミタヤビル2F
TEL:075-221-6401