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林勇気「私は猫を猫として認識する」

2017/11/17 ~ 2017/12/03


【Gallery PARC】

Gallery PARC

2012年にgoogleの開発したAIが約1000万枚の画像を見続け、人から教えられる事なく猫を猫として認識した。人の思考や知覚が電気信号であるならば、 AIに無数のデジタル画像はどのようにみえたのだろうか。もっと多くの事が出来るようになった時に、世界をどのようにみるのだろうか。また、人の視覚やデジ タル画像との関係性、現実との関係性はどのように変化していくのだろうか。AIとAIに不可欠な膨大な量の画像データを通して現在と未来の像の在り方につ いて考えていきたい。 本展ではデジタル画像の在り方を問う《 IMAGE DATA 》の最新作と、様々な動物のドローイングをAIが組み込まれた画像生成プログラムによって猫のイメ ージへと変換させアニメーションを制作した新作《 Chimera 》などを展示する。(林)

1997年より映像作品の制作を手がける林勇気(1976年・京都生まれ)は、2011年の個展「あること being/something」(兵庫県立美術館)、2014年の個展「光の庭ともうひとつの家」(神戸アートビレッジセンター)、「窓の外、恋の旅 -風景と表現」(芦屋市立美術博物館)、2016年の「PAT in Kyoto 京都版画トリエンナーレ」(京都市美術館)、個展「電源を切ると何もみえなくなる事」(京都芸術センター)、2017年の「彼方へ Shizubi Project 6」 (静岡市美術館)など多くの美術展への参加のほか、「FILMS D’ANIMATION #1」(MAISON POPULAIRE / フランス・2013年)、「アンカラ国際映画祭」(トルコ・2015年)、「京都国際映画祭」(京都・2016年)など、国内外の多くの映画祭へ作品出品するなど、幅広い領域で活動しています。

これまで林は、自身(あるいは他者)の撮影した膨大な量の写真をデジタライズし、それらを切り抜き・重ね合わせることで制作されたアニメーションを多く発表しており、「その制作プロセスと映像イメージは、インターネットやテレビゲームを介しておこなわれるコミュニケーションのあり方を想起させる」としています。これらの作品においては、「私 / 世界」に紐付いていた「何処かの / 誰かの / 何か」だったモノ・コトが写真に、写真からデジタル写真として物質から引き剥がされ、また背景や状況から切り抜かれることで個々の関係や記憶から分断された、膨大な「個(点) = データ」の集合で満ちる「デジタル世界」のあり様をヴィジョンとして提示します。

私たちは「せかい」を、手と目で触れ、言語で捉えることのできる具体的なモノ・コトと、言語と視覚によるイメージや概念の両極によって捉えているのではないでしょうか。そして、その「個」と「膨大」の両極を「私」が繋ぎ・補完するなかに「世界」を認識しているといえるのではないでしょうか。林勇気の提示する、膨大なモノ・コトが漂うようにスクロールしていくヴィジョンは、確かに世界を「個」と「膨大」といった両極のによって捉えたものであるといえ、同時に私たちはそのヴィジョンそのものを「風景」として眺め、あるいは膨大に漂う孤立した点を再び結び、そこに「世界」という物語の「存在」をも感じることがあります。その鑑賞の中では「わたし と せかい と 『私と世界』」は常に領域の曖昧なメタ構造を形成していることを、つかの間体験することができるのではないでしょうか。

この展覧会では「デジタル画像」の在り方を問う《 IMAGE DATA 》の最新作とともに、林の近年の興味対象である「AI(Artificial Intelligence)」を「わたし(たち)」の鏡写しとして、その振る舞いを注視することで「認識そのもの」の在り方を問いかける新作によって構成されます。
この機会にぜひご高覧ください。


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