Exhibitions展覧会
髙須健市「Jamais Vu」/タカスケンイチ「Deja Vu」
作家・髙須健市による個展。同一会場における展覧会を、過去作中心による「Jamais vu」と、新作中心による「Deja vu」として、作家の異なるアプローチによる作品を一堂に展示します。『物事の見方や考え方をほんの少し変えるだけ』といった思考を、展示を通じてお楽しみください。
2004年に名古屋造形芸術大学を卒業、2016年に京都市立芸術大学 大学院美術研究科 絵画専攻を卒業した髙須健市(たかす・けんいち)は、これまでにアーティストとしての多様な活動とともに、自らアートスペースを運営するなどの活動を続けています。
「物事の見方や考え方をほんの少し変えるだけ。」
髙須はジャンルや素材・技法を固定しない、様々なアプローチによる作品制作・発表を続けています。
たとえばゴミであったチラシを高級ブランドロゴのカタチに切り抜いて部屋中に貼っていったり、雑誌や絵本においてその対象であるはずのアイドルやキャラクターなどをことごとく塗りつぶしたり。近年では「宇宙」をテーマとして、シャーレに発光ダイオードとボタン電池を混ぜ入れ、これらを回転させて偶発する光の瞬きを生み出したり、人類が初の月面着陸に用いた靴底を再現した履物をつくり、特別に調合した月の砂の上を歩いたりと、シンプルでいてユニークなアプローチによる作品を生み出しています。
これらの作品は、消費のためにつくりあげられたイメージの氾濫に加担する「私(私たち・消費者)」に向けられたチクっとした批評性や、フワッとしたファンタジーの領域にある宇宙の姿や仕組みを研究し、それらを手の届く(即物的な)素材や現象に置き換えて、目の前に出現させているものです。
今回の展覧会では、同一会場における展示を、過去作中心による「Jamais vu」と、新作中心による「Deja vu」として、作家の異なるアプローチによる作品を一堂に展示します。
「Jamais vu」では広告パネルやポスターから、人物のみを塗りつぶした《Lost and Found》のシリーズなどを中心に、「Deja vu」は発光ダイオードの瞬きが美しい大型のインスタレーションにより構成されます。
この機会に、一人の作家の異なるアプローチ、あるいはそこに通底する『物事の見方や考え方をほんの少し変えるだけ』といった思考をお楽しみください。
高須健市
1980年静岡県生まれ。2004年名古屋造形芸術大学卒業。2004年 gallery アートフェチ 設立。2005年 STUDIO & GALLERY ZERO 設立。2009年 ART SPACE ZERO-ONE 設立。2012年 PROJECT ZERO 設立。2016年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻卒業。
【近年の主な個展】
2010年 SURFACE(京都 neutron)
今美術(大阪 ART SPACE ZERO-ONE)
2011年 Q.E.D.( 大阪 ART SPACE ZERO-ONE)
2013年 THE GOLD EXPERIENCE( 大阪 ART SPACE ZERO-ONE)
Hello world! ¦( 兵庫 あしやシューレ)
2015年 EUREKA( 大阪 ART SPACE ZERO-ONE)
その他個展・グループ展多数
展覧会概要
期間 | 2016/05/28(土) 〜 2016/06/12(日) |
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会場・開催場所 |
Gallery PARC
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時間 | 11:00~19:00(金曜日は20:00まで/最終日は18:00まで) ※月曜休廊 |
料金 | 無料 |
お問い合わせ |
TEL:075-231-0706075-231-0706
FAX:075-231-0706 |
info@galleryparc.com | |
ホームページ | http://www.galleryparc.com |
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