Exhibitions展覧会

刻々と過ぎ行く日々の中で、予期せぬ出来事や出逢いが訪れた時に人は翻弄される。
感情的になり、右往左往されてしまうのだがそんなことはつゆ知らず、見上げた先に平然とした日・月がそこに在る。
私は、いつもと変わらないその存在に安堵した覚えが何度もある。
今回の個展は、そんな心のよりどころとなるような作品を目指して、心静かに描きました。（井手本）

井手元貴子さんの日本画展です。恵風では4回目の個展になります。
これまで自然や人物をモチーフに温もりのある色彩で描いて来られました。いつも自身のこころと向き合って悩み確かめながら自身の今を投影し制作されているように感じられます。洪水のように押し寄せる情報社会の中で人は何を大切にしたいのか、作品を通して考えたいと思います。
同時開催の東端哉子さんとは大学の同窓生で、お二人とも写生を大切にし真摯に作品に取り組まれています。この機会にご高覧ください。
 

井手元貴子

2007　京都市立芸術大学 大学院修士課程 美術研究科絵画専攻
　　　 日本画修了
主な展覧会
2018 京都日本画家協会第6期展 （京都文化博物館／京都）
　京都府新鋭選抜展2018 Kyoto Art for Tom orrow
　　　　　　　　　　　　　　　　（京都文化博物館/京都）
2017 続京都日本画新展（美術館「えき」KYOTO/京都　同14年）
　　　 2017年優秀賞
2016 個展　(ギャラリー恵風/京都 同12年、14年)
2012 京都日本画新展（美術館「えき」KYOTO/京都　同13年）
　第8回菅楯彦大賞展（京都文化博物館/京都　倉吉博物館/鳥取）
2005 春季創画展　入選（同06～17年）2006年、2010年春季展賞
　　　 創画展　入選（同06～08、10、11年）　2010年創画会賞
その他、グループ展多数