Exhibitions展覧会

森をあるく　湿った緑のにおい　地面を踏む音
鳥の口笛　苔のひそひそ話　踊る花　風のとおりみち
森の中で写生をする静かなひととき。
目に映る様々なものと記憶の断片を織り交ぜ、
その場所が内包するリズムに呼吸を重ねて色と形を写す。
つぎはぎのイメージと体の感覚が風景につながり、
みずのもりが現れる。（東端）

東端哉子さんの日本画展です。作品の前に立つと緑の木立ちの中を散歩しているような気分になります。時折差す眩しい木漏れ日、雨上がりにキラキラ光る水玉など身近な自然の息吹が聞こえて来るようです。
同時開催の井出本貴子さんとは大学の同窓生で、お二人とも写生を大切にし真摯に作品に取り組まれています。この機会にご高覧ください。
 

東端哉子

1997　京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了
英国王立大学院大学（RCA）版画専攻留学 (1996秋)
1999　「scent of the rain」　TOR gallery／兵庫
2002 ミニアチュール神戸(以降毎年参加) Gallery Shimada／兵庫
2003 MOEKI exhibition　ギャラリー小西／京都
2006　「endless vine」　Gallery Shimada duex／兵庫
2007　「Sun Shower」　Art Space 虹／京都 　Studio MIU／シンガポール
2008　「Glisten」　Art Space 虹／京都　
2009　「Landing」　Art Space 虹／京都
2009　「動く水」　大丸京都店アートスポット／京都
2010　「透形」　Art Space 虹／京都
2011　「Minamo」　Art Space 虹／京都
　　　　triangle展　Gallery恵風／京都　
2012　センスオブワンダー展　 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA／京都
2013　「Tracing」　Art Space 虹／京都
2014　「Juxtaposition」　Art Space 虹／京都
　　　　Christmas Selection2014　Gallery恵風／京都
2016　「Outro」　Art Space 虹／京都
2017　「Lighting」　Art Space 虹／京都