Exhibitions展覧会

「抽象住宅」とは、住宅の要素を抽出した抽象的な美術作品のことです。この数年、私は住宅をモチーフにしたインスタレーション作品を作ってきました。ここでいう住宅とは、物理的な建築物というだけではなく、暮らしの場という側面も含むものです。そのような作品を「具体的な住宅」の「抽象」と位置づけ「抽象住宅」と名付けました。本展覧会では「ワンルーム」をモチーフにした新作を展示します。（松井）

 松井沙都子さんのインスタレーション作品による個展です。普段誰もが当たり前に生活の中で目にしている現在の日本の生活空間（住宅）をモチーフに、独自 の観点から解きほぐし提示します。視覚化することにより私 たちの認識の不確かさや曖昧さに気付かせ疑問を投げかけます。
 

松井沙都子

1981年　大阪府出身
2006年　京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了
2015年　京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程 油画領域 満期退学
2017年　博士号（美術）取得　（京都市立芸術大学）

【主な個展】
2013年8月　 TWS-Emerging 206「Blind Place」(トーキョーワンダーサイト本郷)
2015年9月　「ブランクの住空間」(Gallery PARC)

【主なグループ展】

2014年11月 「はならぁと こあ」 ならきたまちエリア「在り処をみる」（工場跡）
2015年3月　「Visual Sensation vol.6」(Gallery D en mym)
2016年1月　「幻想の質量」 (2kw gallery)
　　　 4月　「TEMPEL/MATERIAL」 (大徳寺黄梅院)