Exhibitions展覧会
アルチョム・ミロレヴィッチ「In Leonaldo's shoes」
ベラルーシ出身のアーティスト、アルチョム・ミロレヴィッチによるドローイングとエッチング作品の展覧会。彼がインスピレーション源のひとつとしているレオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチがプリントされた紙にアイディアの誇張や捻りを加えたドローイング作品を中心とした新作を展開します。ぜひご高覧ください。
アルチョム・ミロレヴィッチによるドローイングとエッチング作品の展覧会です。
この展覧会でご紹介する一連のドローイング作品は、レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチの上に描かれています。これらは時にレオナルドのスケッチのアイデアを拡張したり、新しいひねりを加えたり、元のスケッチを単に再生紙として使用したりしています。
展覧会の「InLeonardo’s shoes」というタイトルは、「in 〇〇’s shoes」という慣用句から来ています。直訳すると、「〇〇の靴の中」ですが、この慣用句の意味は「〇〇と同じ立場[境遇・地位]に身を置いて(みれば)」となります。
アルチョムにとって、レオナルド・ダ・ヴィンチは常に最大のインスピレーションの源の1つでした。この夏、イタリアのトレビソでのアートレジデンス滞在中に、アルチョムはレオナルドの技術的なドローイングが載っている古い本を購入しました。そして彼は偉大な巨匠の思考に想いを馳せ、自らの作品制作へと取り掛かりました。
アルチョムによると、彼はこのプロジェクトに取り組んでいる間、多くの楽しみを享受し、しばしば神聖なインスピレーションを感じていたといいます。集中と献身を求める彼にとって、それは素晴らしい学びの体験であると同時に、レオナルドの心を覗くことが出来る報酬でもありました。
時々、アルチョムは、まるで偉大な巨人の肩の上に立っているようにさえ感じました。巨人の肩に立つ小人のメタファー(ラテン語:nanos gigantum humeris insidentes)は、かつてアイザック・ニュートンも口にした言葉として知られ、「以前の発見に基づいて真実を発見する」という意味を表しています。
アルチョムの新作を日本でご覧いただけるこの機会に、ぜひ足をお運びください。
アルチョム・ミロレヴィッチ
1976年ベラルーシ・ミンスク市生まれ。17歳でアメリカに渡り、ニューヨークの視覚芸術学校に入学しイラストレーション学科から奨学金を授与される。また交換留学生としてオランダ・アムステルダムのリートヴィールド芸術アカデミーで学んだ。ニューヨークとアムステルダムの文化的・建築的な景観は今も彼の作品に刺激を与え続けている。その後世界各地の美術館・ギャラリー・アートフェアでの100以上の個展やグループ展に参加。多くの個人・財団・美術館のコレクション収蔵品多数。
■ オープニング・レセプション:9月7日(土)16:00~20:00
※作家本人も参加予定です
展覧会概要
期間 | 2019/09/07(土) 〜 2019/09/18(水) |
---|---|
会場・開催場所 |
Gallery G-77
|
時間 | 14:30~19:00 ※月曜休廊 |
料金 | 無料 |
お問い合わせ | TEL:075-351-9915075-351-9915 |
info.g77gallery@gmail.com | |
ホームページ | https://www.g77gallery.com/ |
関連アートイベント
該当するアートイベントはございません。
関連記事
該当する記事はございません。