1. 京都で遊ぼうART
  2. Report & Review
  3. キタムラジュンコさんの記事一覧
  4. 京都文化博物館に行く前に。(宗廣コレクション 芹沢銈介展)

Report & Review ボランティアライター・ブロガーの皆様からお寄せいただきました
レビュー・レポートを掲載しています。

ボランティアライター・ブロガーとは

京都文化博物館に行く前に。(宗廣コレクション 芹沢銈介展)

投稿:2012年4月24日

京都文化博物館では現在、「芹沢銈介展」が開催されています。

京都文化博物館へ行く前に、まずは、イノダコーヒー本店へ。
イノダコーヒー本店は、京都文化博物館より徒歩3分ほどのところにあります。

kitamura201204-2-1.jpg

音楽がかかっていないこと
天井が高く広いこと
年配の男性の給仕がいること

想いを馳せる美術展へ行く前の喫茶店として、イノダコーヒーは100点です。
好みを伝えて選んでいただいたコーヒーをおいしくいただきました。

そして京都文化博物館へ。

kitamura201204-2-2.jpg

芹沢銈介は、デザイナーでした。
文字の造形の美しさ、自然の美しさ、生活の営みに見る美しさ、
様々な美を生地、本の表紙、空間などに表現しました。

私は中でも
「立木文着尺」と題された黒字に茶色の木の模様が繰り返された着尺や
「松文間仕切」と題された松の木の模様に惹かれました。
色鮮やかではない分、デザインされた形の美しさが際立っていました。

会場では芹沢銈介の手控帖(画帖)も見ることが出来ました。

kitamura201204-2-3.jpg

見るのに疲れたら、3階展示会場内奥のスペースへ。
大きなガラス扉の奥に広がるスペースは、穏やかな自然光に満ち、
くつろぐことができました。

kitamura201204-2-4.jpg

今回は風呂敷を購入しました。
展示作品の暖簾のデザインを風呂敷にしたものです。
縄の色が本物の作品と違いますが、荷を包んだとき、きっと素敵になるでしょう。


家に帰り、芹沢銈介が愛した民藝というものを探してみました。

kitamura201204-2-5.jpg

母が趣味で習い、染めた紅型の着物。

kitamura201204-2-6.jpg

実家のお宮さんの配る手ぬぐい。
お宮さんの幕と同じデザインです。

これらはまさしく、民藝だと思います。


春の京都、
イノダコーヒーと京都文化博物館をゆったりと堪能するには
やはり平日をお勧めします。
 

関連リンク

宗廣コレクション 芹沢銈介展(京都文化博物館)



  • 京都で遊ぼう総合TOP
  • 京都で遊ぼうART
  • 京都で遊ぼうMUSIC
  • 京都で遊ぼうSTAY
  • 京都の銭湯