Exhibitions展覧会

観音三十三変相図 文室宗言筆 三十三幅のうち比丘比丘尼身 江戸時代 相国寺蔵
観音三十三変相図 文室宗言筆 三十三幅のうち比丘比丘尼身 江戸時代 相国寺蔵
重要文化財 洞窟達磨図 無象静照賛 一幅 鎌倉時代 鹿苑寺蔵
重要文化財 洞窟達磨図 無象静照賛 一幅 鎌倉時代 鹿苑寺蔵
陳南先生浮浪図 劉俊筆 一幅 明時代 相国寺蔵
陳南先生浮浪図 劉俊筆 一幅 明時代 相国寺蔵
蝦蟇仙人図 有節瑞保賛 一幅 江戸時代 慈照院蔵
蝦蟇仙人図 有節瑞保賛 一幅 江戸時代 慈照院蔵

禅寺に伝わるものがたり《Ⅰ期》仏教説話と漢故事

相国寺と関係寺院に伝わる寺宝の数々を通して、さまざまな「物語」を紐解く展覧会。第1期では、仏教説話や漢故事(中国王朝時代の伝承や逸話)に注目します。

禅の教え、仏教の教えの中には、数多くの先徳たちの逸話がちりばめられています。それらは経典に文字情報として載りました。さらに、そこに記された仏・諸菩薩や先徳たちは絵画化され、仏教美術が花開きました。
また、寺院空間を荘厳する様々な絵画・工芸品の意匠には、中国の故事由来の画題も多く取り入れられました。

本展では、仏教説話や漢故事を好んだ禅僧たちの詩文や寺院に伝来する絵画・工芸から、禅林につたわる様々なものがたりを概観します。

題材となった物語は実に様々。インドから中国大陸を経て日本にもたらされた仏教の経典に描かれた世界、そして儒教や道教に由来する人物の逸話を描いた作品など、日本では見ることのできない世界を描いたものも多数あります。日本とは服装も顔かたちも異なる人物が、さまざまな奇瑞(めでたいことの前兆として起こる不思議な現象)とともに描かれた作品は、時代を超えて見る人の想像力をかき立てます。

また、今回は法華経の「普門品(ふもんぼん)」に説かれる観音菩薩が人々を救うために変化した三十三の姿を相国寺の僧・文室宗言が描いた《三十三観音像》を、三十三幅全てを一堂に展示します。かつて「観音懺法」の法要の空間を彩った作品を一挙にご高覧いただけます。

この機会にぜひご高覧ください。

展覧会概要

期間 2023/03/11(土) 〜 2023/05/07(日)
会場・開催場所 相国寺承天閣美術館
時間 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 会期中無休
※Ⅱ期との間(展示替期間)5/8~5/27は休館となります
料金 一般:800円(700円)
65歳以上・大学生:600円
中高生:300円
小学生:200円
※()内は20名以上の団体料金(一般のみ/要電話予約)
※障碍者手帳をお持ちの方と付添者1名は無料(入館時に障碍者手帳をご提示ください)
注意事項等
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、来場の際はマスクの持参・着用、手指の消毒等にご協力をお願いいたします。
  • 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は相国寺承天閣美術館のホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-241-0423075-241-0423
ホームページ https://www.shokoku-ji.jp/museum/

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