Exhibitions展覧会
忍冬・帰還 渡辺兼人写真展
東京出身の写真家・渡辺兼人の写真展。今回の展覧会では、1981年に木村伊兵衛賞を受賞した「既視の街」から30年を経て撮影された「帰還 2009」、河や湖などを切り取った「忍冬 2008」のシリーズ約50点の作品を展示します。人間の姿はないのに、その存在の息遣いが感じられる、印象的な世界をお楽しみ下さい。
空、川辺、街...ありふれた、何気ない風景。
どこを探しても人の姿は誰一人写っておらず、ただそこには何かの存在する気配だけが、残り香のように漂う。
寂しさや孤独感を覚えるその景色は、静かにたたずみながらも主張し始める―
渡辺兼人(わたなべ・かねんど)は、1947年に東京に生まれ、東京綜合写真専門学校で学びます。
彼は独自の写真論を堅持しながら作品を取り続け、1981年に「既視の街」で第七回木村伊兵衛賞を受賞しました。
渡辺の作品には、一貫して人物不在の景色が写されています。
しかし、それは手付かずの大自然というのではなく、緩やかに人の手が加えられた風景です。
決して劇的なものではなく、淡々と、寡黙に映し出された風景。
そのごくありふれた景色の中にある奇異に気がついたとき、その景色は写されていないはずの「人物」の存在を私達に問いかけます。
当たり前のように見ている景色や物へのイメージの転換を喚起し、その観念から開放により、見ている側は新たな視点を見つけることができるでしょう。
今回、「既視の街」から30年を経て再度同じ場所を訪れ撮られた「帰還 2009」、川や沼など、何気ない風景を切り取った「忍冬2008」の2つのシリーズ、約50点を一堂に展示いたします。
どこを探しても人の姿は誰一人写っておらず、ただそこには何かの存在する気配だけが、残り香のように漂う。
寂しさや孤独感を覚えるその景色は、静かにたたずみながらも主張し始める―
渡辺兼人(わたなべ・かねんど)は、1947年に東京に生まれ、東京綜合写真専門学校で学びます。
彼は独自の写真論を堅持しながら作品を取り続け、1981年に「既視の街」で第七回木村伊兵衛賞を受賞しました。
渡辺の作品には、一貫して人物不在の景色が写されています。
しかし、それは手付かずの大自然というのではなく、緩やかに人の手が加えられた風景です。
決して劇的なものではなく、淡々と、寡黙に映し出された風景。
そのごくありふれた景色の中にある奇異に気がついたとき、その景色は写されていないはずの「人物」の存在を私達に問いかけます。
当たり前のように見ている景色や物へのイメージの転換を喚起し、その観念から開放により、見ている側は新たな視点を見つけることができるでしょう。
今回、「既視の街」から30年を経て再度同じ場所を訪れ撮られた「帰還 2009」、川や沼など、何気ない風景を切り取った「忍冬2008」の2つのシリーズ、約50点を一堂に展示いたします。
展覧会概要
期間 | 2010/12/18(土) 〜 2011/01/16(日) |
---|---|
会場・開催場所 |
何必館・京都現代美術館
|
時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 休館日:月曜日(ただし1/10は開館)、年末年始(12/30~1/5) |
料金 | 一般:1000円 学生:800円 小学生以下無料 |
お問い合わせ |
TEL:075-525-1311075-525-1311
FAX:075-525-0611 |
ホームページ | http://www.kahitsukan.or.jp |
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