Exhibitions展覧会

世界に類をみないほど多様な器を用いる京料理。

その名店のひとつ・たん熊北店のご主人である来栖正博氏は、
「器が館で料理は庭」と表現されています。

器の中に自然を表現する気持ちで料理と器を考えているとのこと。

この度、象彦漆美術館では、たん熊北店の料理に用いられている器を展覧し、京の料理人がどのようなおもてなしを考えて料理を選ぶのか...京料理に込められた心をご紹介します。

たん熊北店

昭和3年に京都・高瀬川のほとりに創業した京料理の名店。
屋号は初代・来栖熊三郎氏の「熊」と、熊三郎が修行した「たん栄」の「たん」にちなんでつけられました。
現在の主人・来栖正博氏は3代目にあたり、全国各地に出展しているたん熊グループを統括しています。四季の風趣を凝らした料理と、おもてなしの精神を受け継いだ老舗として、今も多くの客人に愛されています。