【絵画】
八大山人「安晩帖」(題字)泉屋博古館の中国絵画で最も有名なのは、石濤・八大山人を中心とした明・清時代の文人画家による作品。
中でも
八大山人の代表作「安晩帖」は、かつて作家・司馬遼太郎が「京都第一級の美術品」と称した作品。タイトル面を含めると全22面あり、今回はその全てが随時展示替えをして紹介されます。1面につき1,2日程度の展示となりますので、何度も足を運んで楽しみたいものです(期間中、料金を払って入場した際には、
一回限り有効のリピート券がもらえます。実質一回の入場で二回分見られるようになるのでお得!)
他にも国宝「秋野牧牛図」をはじめとした宗・元時代の宮廷画家の作品も併せて展示。
対照的な作風が同時に存在する、中国絵画の奥深さを感じ取ってみて下さい。
【仏教美術】中国仏教美術のコレクションでは、金銅仏や仏具など、金工作品に名品が揃っています。
代表的なものでは、仏教文化が中国で最も盛んになった
北魏時代の弥勒仏立像(重文)、細緻な装飾が美しい
唐時代の舎利容器(仏の骨を入れる容器)などがあります。
特に舎利仏器は日本では他に収蔵例がない珍しい品として注目されています。
【工芸】
一角獣形鎮子(前漢時代)工芸では宝石象嵌が鮮やかな
前漢時代の嵌玉一角獣形鎮子(ちんし/敷物などが飛ばないように押さえる重し)などの動物を象った古代の金工作品を展示。
その他にも明清時代の文人達が用いた文房具、宮廷で用いられた品々が展示されます。
文房具には仙人の世界を浮き彫りした硯屏(けんびょう/ホコリが墨に入らないようにする小さな衝立)、宮廷の品では皇帝の象徴・龍を掘り込んだ盆などがあります。
どれも様々な材料や技法が駆使された魅力的なものばかり。製作者の感性や用いた人々の心遣いも感じ取ってみて下さい。