Exhibitions展覧会

かんさいいすなう-人はすわって考える?大山崎山荘にすわろう

2011/06/17(金) 〜 2011/09/25(日)

アサヒグループ大山崎山荘美術館 

畳生活が長かった日本人にとっていすとは?地位や権力の象徴でありながら、明治以降はひとつの生活ツールでもあり、工芸家やデザイナーの心を捉え続ける存在となっています。この展覧会では地元・関西の工芸家による力作、なんと50脚が登場。関西を代表するあの知事が座る椅子(本物)もお目見えします!

日本人にとって椅子とは?

日本では畳の上の生活が中心だったため、現在のように大衆が広く椅子を使い始めたのは明治以降のことです。
しかし一方で、高僧の椅子や、織田信長の椅子、玉座、「社長の椅子」といった言葉にもイメージされるとおり、椅子は地位や権力を持つ者に用いられ、そのステータスを象徴するものにもなっています。
 
生活におけるひとつのツールでありながら、用途だけでなく造形的に、象徴的に、幅広い可能性を秘めた題材として、工芸家やデザイナーの心を捉え続けている椅子。
今日の日本人の生活スタイルや、好みに即した椅子作りを目指す作家も増えつつあります。
 


アサヒビール大山崎山荘美術館では、京都で活躍した民藝を代表する木漆工芸家・黒田辰秋(1904-1982)の椅子作品を所蔵しています。
あわせて、 大正から昭和初期にかけて建築された山荘内の作り付けの革張り椅子についても、
大山崎山荘のシンボル的存在となっていました。

この展覧会ではさらに地元・関西で 活躍する工芸家の仕事に光を当て、現役の作家30名による約50脚の力作が登場します。
多様なそれぞれの椅子に腰掛けて、機能性や造形性を確かめながら、 「今(なう)」の生活スタイルに思いを馳せてみてください。

また期間中には「あの人の椅子」コーナーにて、関西でご活躍中の おかけんた氏(タレント)、橋下徹氏(大阪府知事)、山田啓二氏(京都府知事)が座っておられる椅子もお目見えします。
※ここで展示される椅子には腰掛けられませんのでご注意ください。

出品作家一覧(敬称略)

青木義雄、雨森一彦、宇納正幸、岡田光司、窪田謙二、小島雄四郎、斉藤望 坂田卓也、笹倉徹、建田良策、田中清貴、玉村嘉章、佃眞吾、都築秀行、徳永順男、戸田直美、中川勝之、林靖介、平松源、藤嵜一正※、古家悦子、宮本貞治、村上浩次、村上有佳、村山明※、安森弘昌、八十原誠、山極博史、山本伸二

※印の椅子作品はパネルのみの紹介となり、椅子以外の作品を展示予定です。


「京都で遊ぼうART」スタッフによる展覧会レポートはこちら!

展覧会概要

期間 2011/06/17(金) 〜 2011/09/25(日)
会場・開催場所 アサヒグループ大山崎山荘美術館
時間 10:00~17:00
休館日 月曜日(祝日の時は開館、翌日休館)
料金 一般:700円(団体 600円)
高校・大学生:500円(400円)
小・中学生:無料
障害者手帳をお持ちの方:300円
注意事項等 ※団体は20名以上 ※車椅子でご来館の方は、事前に電話にてご相談下さい。(電話:075-957-2364)
お問い合わせ TEL:075-957-3123075-957-3123
(総合案内)
ホームページ http://www.asahibeer-oyamazaki.com/tokubetu/syosai32/index.html

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