
我が国の刺繍は、古来、大陸より伝来してきたものを日本の風土や文化のなかで培い、新たな技法を付け加え、日本独自の物として確立されてきたものであり、同時に服飾史上においても古くから発達し、絶えず人々の心を魅了し続けてきた装飾技法でもあります。
特に京都に伝わる「京繍(きょうぬい)」は、平安京が造られた時に、刺繍をするための職人をかかえる織部司(おりべのつかさ)という部門が置かれたのが始まりとされています。
江戸時代中期に友禅染めが登場するまで、布地の代表的な装飾方法として用いられてきました。
展覧会では京繍による工芸作品を約35点展示。
京都の伝統的な刺繍技法・京繍の、繊細で優雅な伝統美の世界を、味わってみて下さい。