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【レポート】2011年は日曜日に開催!京都三大祭のひとつ「葵祭」

2011/05/24

日々何かしらの催しが開催されている京都。
その京都の5月を代表する行事といえば、葵祭!平安時代からずっと行われている、大変歴史あるお祭りです。平安時代の貴族文化や、日本の美も堪能できるこのお祭りに、スタッフが当日行って参りました。その様子をご紹介します!
今年行かれた方も、行けなかった方も、ご一読ください。


葵祭とは?

正式名は「賀茂祭」。
7月の祇園祭、10月の時代祭にならぶ「京都三大祭」の一つです。葵祭は、葵の花を飾った平安後期の装束での行列が有名です。

京都市の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で、5月15日(陰暦四月の中の酉の日)に行なわれる例祭であり、石清水八幡宮の南祭に対し、「北祭」とも言います。平安時代、「祭」といえば、葵祭のことを指していたらしいです。

(参照元:wikipedia「葵祭」

今年は日曜日に開催!行列のコースは見物客で溢れていました

到着したのは、11時を少しまわった頃。場所は出町柳駅近くの「出町橋」。

久しぶりの日曜日開催に、橋の上はすでに見物客で溢れかえっていました。
河原町通付近はすでに見物客出入りの規制がかかっており、入ることはできない程でした。さすが、週末。

待つこと、10分程。行列が出町橋に姿を現しました。

先頭は、本列から。

葵祭_01 葵祭_02 葵祭_04 葵祭_05
葵祭_03

さて、前半の本列での主役になるのが黒い着物を着た勅使(ちょくし)です。
実は葵祭って、この列は主役らしいですね。お恥ずかしいことに、私は今回初めて知りました。

元々は天皇が京の両鴨社に、願い事を書いた文書を代理の高官を立てて持って行き、天下国家の安泰を祈ったことが葵祭の始まりだそうです。
さらに、源氏物語・葵の巻では、光源氏がこの勅使として行列に参加したというエピソードがあります。

本列はこれで終了。 続くは、有名な斎王代列。
見学している人の中には、この斎王代列がお目当てだった方もといらっしゃいました。

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斎王代(さいおうだい)。葵祭でももっとも有名な役どころです。
今年の斎王代(第56代斎王代)に選ばれたのは、同志社大政策学部の金井志帆さん。
お母様も第23代斎王代を務めた経験があり、親子2代で選ばれたのは前回に続き4組目だそうです。
遠目ではありますが、なんとか横顔だけは拝見できました。

私の目の前を通り過ぎると、すぐそこには午前の部のゴール・下鴨神社。
午後は、ここから上賀茂神社を目指すことになります。

当日は夏日と言っていいほどの暑さ。
行列の役者として参加した方も、見学した方も、お疲れ様でした。
そして、私はあの十二単がどれだけ暑いのか、とても気になりました。

そういえば、2011年は京都三大祭すべて週末に来る、絶好の観光YEAR!

5月の葵祭が終わり、もうじき7月の祇園祭。そして、10月の時代祭がやってきます。 しかも、今年はどの三大祭も本番は週末に行われるという、見学するには絶好の曜日合わせ。大変な混雑となり、見学するのも一苦労かと思います。
でも、せっかくの週末合わせの三大祭です。まだ行った方ことが無い方は、これを機会に是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

祇園祭の詳細はこちらから。
祇園祭 GION-MATSURI 〜京都の街中がミュージアム!〜

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