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【投稿レポート】ジェームス・リジィー3D版画展(ポルタギャラリー華)

2011/01/20

実際の展覧会の様子をご紹介している展覧会レポート。
今回はライターのkeiko.hさんに、こちらの展覧会の感想レポートをお寄せいただきました!
どうもありがとうございます!

ジェームス・リジィー3D版画展」 @ポルタギャラリー華
(2011/1/11-1/23)

地下鉄・JR京都駅からすぐのポルタで、素敵な展覧会に出会いました!
きっかけは地下鉄の改札近くにあったポスター。

porta_hana1.jpg可愛いイラストに惹かれて訪れたのは、 ポルタの片隅にある「ギャラリー華」で開かれている 「ジェームス・リジィー3D版画展」。

「ギャラリー華」は実は初めて訪れたのですが、駅からすぐの小さなところで、しかも無料だったので(笑)
ふらっと立ち寄ってみました。 服屋さんの隣の、赤い看板のところです。

porta_hana2.jpg入口で可愛いポストカードをもらい、 ちょっとドキドキしながら中に入って一人で作品を観ていると、 ギャラリーの方(?)らしい綺麗な女性の方が話しかけて下さいました。

ニューヨーク発・都会と人のエネルギーに溢れた、線と色彩。


ニューヨークのアーティストであるリジィーさんの主な作品は、都会の喧騒という現代的なテーマを扱ったものでした。

作品は全て3D版画なのですが、細かすぎてとても一人では作れないので、 アシスタントの方と協力して作られているそう。線も色彩も、良い意味で都会や人のエネルギーでみなぎっている感じがしました。
賑やかで明るい絵ばかりなので、何となく元気をもらえます。

特に、《タイムズ・スクエア》という作品の 細かさと都会の騒がしさが観ていて飽きず、 私の一番のお気に入りでした。
絵が細かく3重、4重になっていて、 一体どうやって作られているのか謎です。

それから先ほどの女性の方いわく、 イエローキャブがよく作品に登場するのは、 リジィーさんご自身が下積み時代に運転手をされていた経験によるのだそう。タクシー内で何度も出くわした人間ドラマが、 作品にインスピレーションを与えているみたいだと話して下さいました。

作品はお買取される方も多いとのこと。 学生の私にはなかなか難しいですが(笑)
小さい作品は部屋にちょこんと飾ったら可愛いだろうなーと眺めていました。

リジィーさんの展覧会が京都で開かれるのは稀で、今回が2度目だそうです。
興味のある方は、この機会に是非立ち寄ってみて下さい♪

文責:keiko.h 編集:京都で遊ぼうART


京都駅の地下街・ポルタの中にも実はギャラリーがあるんですね!
隅の方にあるのでちょっと目立たないかもしれませんが、駅の待ち合わせの間にでもふらりと立ち寄れそうです。

明るく楽しいリジィーさんの作品は、広告・ポスターにも使われていることも多いそう。
どこかで見たことが...と思って調べてみましたら、1996年のアメリカ・アトランタ夏季五輪の公式アーティストをされていた方でした!1998年の長野オリンピックでも作品を制作されています。
見覚えのある作品も、あるかも...?

「ジェームス・リジィー3D版画展」は、今週末・1月23日(日)までの開催(~19:00、無料。最終日のみ~17:00)です。
まだの方は、お急ぎ下さい!

関連リンク

ポルタギャラリー華

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