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KYOTO ART FESTA 「artDive#02」行ってきました!(Vol.1 プレイバック編)【イベントレポート】

2010/06/04

「京都で遊ぼうART」のスタッフが、行ってきた展覧会やイベントをレポート!
今回は...お待たせしました、前々から「京遊ART」でもご紹介してきた「artDive#02」をレポートします!

KYOTO ART FESTA 「art Dive #02」 @みやこめっせ
(2010/05/29-30)

今回はスタッフ3人(#01経験者1名&初参加2名)での取材となりました。その分ちょっとボリュームも高くなってしまったので、レポートも複数回に分けてお送りしようと思います。(ちなみに、今回取材したのは1日目です)
まずはartDive全体の雰囲気をご紹介しちゃいます。行った方は「おおー、こんなのあったあった!」とプレイバック、行けなかった方は「へえ、こんなイベントだったんだ!」と雰囲気だけでも味わってみて下さいね!

artdive02-1.jpg前回は地下の会場でしたが、今回は二階のもっと広い会場での開催となっていました。少し行った時間が早かったので、まだ若干人はこの時間は少なめ。でも会場をうろうろとしているうちに、段々と人の数が増えてきました。

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パネル付きブースは今回は全体的に絵・イラストレーションを展覧会風に展示しているところが多かった印象です。ちょっとした「ミニ展覧会」の集合体のような感じ。でも皆さん作風も技法も全然違うので見ていて飽きさせません。つい立ち止まって、アーティストさんと話し込んで長居してしまっている人もあちこちに見かけます。

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気がついたらこんなに人が!2日間で3400人も人がいらっしゃっていたそうです。若い人だけでなく年配のご夫婦や親子連れなど幅広い年齢層の人が来ていて、「浸透してきているなぁ」という感じがしました。

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時間の経過とともに絵が変化していくライブペイント。普段見る機会の少ない制作の様子が間近で見られるだけあって、足を止める人も。見るたびに絵が違う!このライブ感は、イベントでなければ味わえません。固定ビデオで様子を記録しているアーティストさんもいらっしゃいました。完成した後だけが作品じゃない、作っている時間そのものも作品の一部です。


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美術本や画集を扱う本屋さんも出展。立ち読み大歓迎!ということで手にとって読みふけっている方も。ジャンルも現代アートや写真集から、伊藤若冲の「動植綵絵(どうしょくさいえ)」の画集まで幅広いラインナップです。(スタッフSはブースのスタッフさんと何故か若冲トークで盛り上がってしまいました...でも話があう方と出会えるのも醍醐味のひとつですよね)
また、今回は飲食ができるカフェも出店していました。カフェは移動販売車(ワーゲンバス!)がそのまま会場に入ってしまってます。...二階の部屋なのにどうやって入れたのか無性に気になるところですが... ちょうどステージブースの目の前にあるので、席についてお茶を飲みながらパフォーマンスを鑑賞している人もいました。

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こちらはスペシャルブースのSHAKE ART!

SHAKE ART!は京都や大坂など関西の美大生を中心とした学生グループ。学生さんの作品発表の場づくりや交流活動、フリーマガジン作成などの取り組みを行っていらっしゃいます。
このartDiveの運営にもスタッフとして多くの方が参加されていらっしゃいました。まさに縁の下の力持ち。
こちらには、京都をはじめとした関西の美大生さんによる作品が色々と展示されていました。
どれも地元で頑張っている作家さんの作品というのも、何だか身近に感じられるような気がしてきます。タイトルに「新たな時代の作家たち」と掲げられていましたが、本当に今後の活躍が楽しみになってくるものばかりです。
展示作品の詳細はSHAKE ART!さんの公式ページ、ブログに紹介されてますので、そちらもご覧になってみて下さい。
「SHAKE ART!」公式ホームページ

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こちらはART's*LABo ポスカ展。 全国各地のアーティストさんによる沢山のポストカードが展示・販売されていました。その数1000種以上!京都に全国からアートが集まっている!という感じが、壁一面を埋め尽くすポストカードから伝わってきました。
ポストカード展は、Web版も開催されるそうです。当日行けなかった方、改めて見たいという方は、こちらをチェック!→ART's*LABo P-web10


そして、忘れてはいけないのがパフォーマンスステージ。
前回も小規模ながらライブが行われていましたが、今回はそれがパワーアップ!
音楽は勿論、ダンスやライブペイントなど「動くアート」が繰り広げられていました。

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こちらは、MUSICでもご紹介していたHARMONISM。BGMといっしょにギターをかき鳴らしながら、音楽のビートに合わせて絵が描かれるというもの。(本当にギターに筆つけて描いてる!)
これぞまさに、「絵を演奏してます」。 →HARMONISMのホームページはこちら

他にも、サッカーボールを使ったダンスや、日本舞踊なども行われていましたよ!

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そしてこちらはAlphact。アート・衣装デザイン・演劇・ダンスと異なる分野がひとつになった、独特のパフォーマンスを行っているグループです。
今回は4人のパフォーマーさん&1人のアーティストさんの5人での参加。実は世界的に活躍されている方もいて、皆さんそれぞれ本当に凄い方なんです!でもとても気さくで格好よくて素敵な方たちでした。
ダンスを見るのは初心者だったスタッフも、始まったとたんに目が離せなくなり、すっかり魅了されてしまいました。人間の動きとはここまで饒舌なのか、と感動と衝撃で全身に鳥肌が...
Alphactの皆さんには、今回直接お話を伺うことができましたので、そちらは改めて別記事でご紹介したいと思います。お楽しみに!
Alphactの公式ホームページはこちら

全体に感じたのは、本当に第一回目に比べて物凄くパワーアップしている!ということでした。
全体のボリュームもさることながら、会場の雰囲気が前回以上にまとまっていて、イベントが成長している、そんな感覚を肌で感じることが出来ました。
関西ではまだ数少ないアートイベント。その代表として、artDiveは確実に根付いてきているように思いました。そしてそれが京都で開催されることが、とても嬉しくてなりません。

最後に、参加されたアーティストの皆さん、そしてスタッフの皆さんに改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます、そしてお疲れ様でした!
これからも、京都から沢山のアートが発信されていきますように!

次回は、スタッフが気になったものをピックアップして、イベントの様子をもう少しご紹介したいと思います。
<Vol.2 アーティスト紹介編に続く!>


関連リンク

【イベントレポート】artDive#02 Vol.2 アーティスト紹介編
artDive#02 公式ページ

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