Exhibitions展覧会

吉浦さんの作品と言えば、京都市立芸大大学院卒業制作展の際に大学院市長賞を受賞された遺跡のレリーフをモチーフにしたエッチングが印象的です。確かなデッサン力で立体的に見え迫力と存在感のある作品でした。
最近はシュールな作品や石膏刷りに挑戦しています。いろいろな線の面白さに注目してご覧ください。

銅版に向かい線を引く時に線を整列させていくことを意識しています。⼿癖から⽣まれる曲線よりも、均⼀や正確さを求めて引く線は揺らぎが強く不気味で有機的な線になります。⾁体から⽣まれる線と⼼の中に湧き⽴つような揺らぎを重ね銅版に映すような制作をしています。今回の展覧会では整列した線の銅版画作品とひとつの版から複数枚エディションをとった⽯膏刷りの作品を展⽰する予定です。 （吉浦）

吉浦眞琴

1994 神奈川⽣まれ
2017 京都造形芸術⼤学美術⼯芸学科油画/版画コース卒業
2019 京都市⽴芸術⼤学 ⼤学院攻版画修了

個展・グループ展

2019 個展「砂漠の洪⽔」(⼤阪/芝⽥町画廊)
2020 30×30の窓展 （京都/ギャラリー恵⾵）
2020 版画の魅⼒展 Final (⼤阪/芝⽥町画廊)
2021 第11回贈り物展 （京都/ギャラリー恵⾵）

受賞歴

第43回全国⼤学版画展 町⽥市⽴国際版画美術館収蔵賞
2018年度京都市⽴芸術⼤学制作展 ⼤学院市⻑賞/収蔵賞