Exhibitions展覧会

大阪府出身で、京都嵯峨美術短期大学版画専攻科を修了された版画家、吉原英里（よしはらえり）さんの個展です。

人の座ってない椅子。誰もいない部屋に残された物。私はそのような主人公の不在を通して、かつて存在していた人やその人のドラマを表現してきました。去年の3.11の災禍は、人智を超えた大きな力を再認識する機会となりました。今回、私はそのような大自然の大きな存在と、儚い人間の日常的な物が、画面の中で出会う事によって生まれる意外性と、両者を往来する空間を試みています。そのような様々なイメージを描いた複数のパネルを組み合わせて、一つの視点や価値に集約されない、呼吸する様な空間が生み出されることを意図しました。そのような作品14点によって構成しています。（吉原英里 公式ホームページより）

※この展覧会は京都文化祭典'12 文化祭典協賛事業です。