Exhibitions展覧会
杉原信幸×中村綾花「うつろを編む ― weaving a Void」
旅することで得られる土地とその地に暮らす人や文化との出会い・驚きから表現を生み出し、人と自然の境界を開く活動をしているアーティスト、杉原信幸と中村綾花による展覧会です。
今回の展覧会「うつろを編む―Weaving a Void」では、京都・大原神社の産屋と天橋立、上賀茂神社のリサーチから制作する新作インスタレーションを発表。加えて、新潟で制作した「鮭皮の舟」、高松で制作した「こたつ獅子」、中村綾花の有機的形態の帽子と土器、「貝殻の舟」などを展示します。
舟は大陸に対する島のメタファーであり、胎盤の舟に乗って生まれ、舟としての棺に乗って帰っていく生と死を繋ぐ象徴であり、その器です。帽子もこたつも面も人が入ることで成り立つうつろな存在であり、器という「もの」を作ることは、同時に「うつろ」を作ることです。日本各地を旅しながら、無意識に二人が選び取ってきた器―うつろを編むことから生まれたものたちが、瑞雲庵という器と結ばれ、その場所を訪れる人との出逢いによって、その器―うつろに生まれる未知なるものが呼び出されます。
【公開制作】こたつ獅子手縫いワークショップ
会期中、展示作品のひとつ「こたつ獅子」に刺し子を行う公開制作兼ワークショップを開催します。最終日には制作したこたつ獅子を用いて舞のパフォーマンスを行います。(詳細は公式ホームページをご確認頂くか、会場にてお問合せください)
出展作家
杉原信幸×中村綾花
美術家・杉原信幸と、帽子作家・中村綾花によるユニット。土地に暮らす人や文化との出会いの驚きから表現を生み出し、人と自然の境界を開く活動を行う。現在長野県大町市在住。
■ 主な活動歴
2020 ゆいぽーとAIR2020秋季招聘プログラム(新潟)
東海岸大地芸術祭2020(台東、台湾)
ストリートアートミュージアム(東京ミッドタウン)
2021 高松AIR2020(香川)、AIR2021(八戸)
杉原信幸(企画)
1980年長野県生まれ。2007年東京藝術大学大学院絵画科油画専攻修了。2010年より木崎湖畔を中心に「信濃の国原始感覚美術祭」を毎夏主催。2016年NPO法人原始感覚舎設立。理事長。2019年ACC(アジアン・カルチュラル・カウンシル)のフェローシップで8か月間の台湾原住民文化リサーチを行う。北アルプス国際芸術祭2020-2021参加。
http://sugiharanobuyuki.net
中村綾花
1982年沖縄県生まれ。その後長野で育つ。2004年信州大学農学部卒業。苺農家を経て、独学で帽子の制作を学び、帽子作家となる。主な活動歴に、2016年信濃の国原始感覚美術祭(長野/~'21)、2018年クラフトフェアまつもと(あがたの森/長野)、2019年工芸の庭(長野)、2020年 The Art of Transformation(国立工芸文化館/台湾)、台東工芸材質再生プロジェクト(台東美術館/台湾)
https://ayaka-hatter.com
会場・アクセス
瑞雲庵
〒603-8074 京都市北区上賀茂南大路町62-1
【市バス】9・37・北3号系統にて「上賀茂御薗橋」下車、徒歩約15分/4号系統にて「上賀茂神社前」下車、徒歩約10分
http://n-foundation.or.jp/pg64.html
展覧会概要
期間 | 2022/03/04(金) 〜 2022/03/21(月) |
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会場・開催場所 | 瑞曇庵 |
時間 | 13:00~19:00 |
休館日 | 月~木曜日 |
料金 | 無料 |
注意事項等 |
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ホームページ | https://weaving-a-void.tumblr.com/ |
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