Exhibitions展覧会
はみだす。とびこえる。絵本編集者 筒井大介の仕事
絵本編集者とは画家・イラストレーターと文筆家、出版社をつなぎ、一冊の絵本を世に送り出してゆくプロセスで中心的な役割を担う存在です。本展では、絵本編集者・筒井大介がこれまでに編集してきた代表的な絵本と原画を、一緒に仕事をした52名の作家たちの言葉とともに展示します。
筒井はその仕事を通じて、絵本表現の拡張を試みてきました。いわゆる絵本作家だけでなく、それ以外のジャンルの作家や、新人作家との仕事を数多く手掛けるのも、絵本の可能性の追求の一環です。絵本からはみだし、絵本をとびこえていく。そうすることが結果的に絵本の世界を豊かにすることにつながるのだと彼はいいます。
この展覧会が、一人でも多くの方にとって絵本表現のさらなる可能性を感じられる機会になれば幸いです。
筒井大介
1978年大阪府生まれ。絵本編集者。教育画劇、イースト・プレスを経てフリー。野分編集室主宰。
担当した絵本に『ドクルジン』(ミロコマチコ)、『ぼくはいしころ』(坂本千明)、『ネコヅメのよる 』(町田尚子)、『バスザウルス』(五十嵐大介)、『てがみがきたな きしししし』(網代幸介)、『ぼく』(谷川俊太郎/作 合田里美/絵)、『よるにおばけと』(みなはむ)、『みんなたいぽ』(マヒトゥ・ザ・ピーポー/文 荒井良二/絵)など多数。『ブラッキンダー』(スズキコージ)、『オオカミがとぶひ』(ミロコマチコ)がそれぞれ第14回、第18回日本絵本賞大賞を、『こどもたちは まっている』(荒井良二)が第26回日本絵本賞を受賞。『オレときいろ』(ミロコマチコ)が2015年度のブラティスラヴァ世界絵本原画展において第2位にあたる「金のりんご賞」を受賞した。
編著に『あの日からの或る日の絵とことば 3.11と子どもの本の作家たち』がある。水曜えほん塾、nowaki絵本ワークショップを主宰し、作家の発掘、育成にも力を注いでいる。京都精華大学デザイン学部特任准教授。
参加作家(50音順)
朝倉世界一/網代幸介/阿部海太/荒井良二/五十嵐大介/石井聖岳/いぬんこ/井上洋介/植田真/eto/及川賢治・竹内繭子/大畑いくの/小原秀一/片山健/加藤休ミ/軽部武宏/きくちちき/鬼頭祈/合田里美/小林エリカ/酒巻恵/坂本千明/沢田としき/シゲタサヤカ/死後くん/城芽ハヤト/しんよんひ/スケラッコ/スズキコージ/たんじあきこ/つじにぬき/寺門孝之/直見芽以子/長崎訓子/中田いくみ/中野真典/nakaban/長谷川義史/ハダタカヒト/原マスミ/樋口佳絵/町田尚子/マメイケダ/マルー/ミシシッピ/みなはむ/宮崎 夏次系/みやざきひろかず/ミロコマチコ/本秀康/森田るり
展覧会概要
期間 | 2023/10/25(水) 〜 2024/01/07(日) |
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会場・開催場所 |
京都dddギャラリー
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時間 | 【火~金曜】11:00~19:00 【土日祝】11:00~18:00 |
休館日 | 月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日は開館)、年末年始(12/29~1/3) |
料金 | 無料 |
注意事項等 |
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お問い合わせ | TEL:075-585-5370075-585-5370 |
ホームページ | https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000824 |
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