Exhibitions展覧会
陶芸家 辻村 史朗
人里離れた山間の奈良・水間(みま)町に住まいを兼ねたアトリエと窯を自らの手で造り、自然に溶け合うように暮らす陶芸家、辻村史朗の展覧会です。
型にとらわれず、とことん自己と向き合い、心赴くままに生み出された辻村の作品は、エネルギーに満ち溢れ、国内外で高く評価されています。
1947年に奈良県に生まれた辻村は、洋画家を志し10代後半に上京。絵に没頭する日々の中で自己を追求したいという思いが募り、禅門を叩きます。その後修行の日々を過ごした辻村は、「人間の内なるものから発する何かと、ものを造ることから生じる何か、この二つの何かが自分の生きる上での指針となった」と振り返ります。
そして20代の初め、鎌倉の日本民藝館で名もなき一つの大井戸茶碗に感動したことをきっかけに、辻村は師匠を持つことなく作陶の道に進みます。以後今日まで精力的に土をいじり、日々思うがままの創作を続けています。
この展覧会は、作陶を始めた初期から現在に至る辻村の作品を網羅する自選回顧展です。出展作品は辻村自らが選んだもので、作陶の原点となっている茶碗、壺や花器、日々の暮らしで使う食器や酒器の他、書や絵画などを加えた約150点をご紹介します。多彩な辻村史朗の世界をどうぞお楽しみください。
辻村史朗
1947 奈良県御所市に生まれる
1965 画家を志し上京
1971 奈良の生家に戻り、独学で作陶を始める
1972 奈良・水間の山中に土地を求め、自ら住まいと窯を手造りして生活を始める
1977 水間の自宅にて初個展を開催
1999 「辻村史朗-壺と茶碗-」茶道資料館(京都)
2003 現代美術作家・杉本博司氏の企画でギャラリー古今(アメリカ・ニューヨーク)にて海外初個展
2007 第52回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展に作品展示
2012 「辻村史朗 「土」展」イムラアートギャラリー(京都)
2013 「辻村史朗 五十年の歩み展」阪急百貨店梅田本店 うめだギャラリー(大阪)
2016 「雪月花 辻村史朗展」日本橋三越本店(東京)
2019 「辻村史朗 作陶展」国立京都国際会館 宝松庵(京都)
2022 「辻村史朗-茶盌 TSUJIMURA SHIRO 100 WORKS 」ZENBI-鍵善良房-KAGIZEN ART MUSEUM(京都)
日本の裏千家茶道資料館・MIHO MUSEUMの他、アメリカのメトロポリタン美術館・ボストン美術館・フリーア美術館、ドイツのベルリン美術館など世界各地の美術館に所蔵作品多数。
同時期開催
■ 辻村史朗-茶盌 TSUJIMURA SHIRO 100 WORKS 」ZENBI-鍵善良房-KAGIZEN ART MUSEUM(京都)
【前期】2022/4/23~6/19【後期】6/25~8/21
展覧会概要
期間 | 2022/05/13(金) 〜 2022/06/19(日) |
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会場・開催場所 |
美術館「えき」KYOTO
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時間 | 10:00~19:30(入館は19:00まで) |
休館日 | 会期中無休 |
料金 | 一般:1,000円(800円) 高・大学生:800円(600円) 小・中学生:600円(400円) ※()内は前売り料金 ※障害者手帳をご提示のご本人様と同伴者1名様は()内の料金にて入館いただけます |
注意事項等 |
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お問い合わせ |
TEL:075-352-1111075-352-1111
※ジェイアール京都伊勢丹大代表 |
ホームページ | https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/ |
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