Exhibitions展覧会
展覧会「田中功起」
多様な芸術実践を経て日常的行為のなかに潜む複数のコンテクスト(背景や状況、場面、文脈)の明示を試みる美術家・映像作家、田中功起の個展です。本展では新作絵画6点の公開と展示販売を行います。
本展において田中は、アート・インスティテューション「Kyoto Interchange」のコンセプトのひとつ、“アーティストによる自治的な展覧会制作”を受けて、作品の販売方法を自身で決定しました。
田中は販売金を任意の団体・個人等に寄付する可能性をアーティストに委ねる「Kyoto Interchange」の姿勢を評価・共感。しかし、開始間もないプロジェクト故の経済的基盤の脆弱さが未来のアーティストへの不利益となってしまう可能性を懸念し、運営への積極的介入を決めました。
田中の設定により、今回発表する新作絵画6点の売上は、今後「Kyoto Interchange」に参加するアーティスト・フィー(アーティストの作品展示行為に対する報酬)として使われることとなっています。そして、全ての作品が購入されるまで、本展の会期は延長されます。
また、本展のために作成された展覧会バナーやコンセプトテキストも、NFTとして販売を行います。
その他にも、会期中には関連イベントの開催も予定しています。
※関連イベントの開催予定、及び展覧会の最新情報については、公式Webサイト、及びSNSをご確認下さい。
■ KYOTO Interchange:https://www.kyotointerchange.com
田中功起
ヴィデオや写真、サイト・スペシフィック・インスタレーション、あるいは介入的なプロジェクトなどの多様な芸術実践のなかで、田中はシンプルな日常的行為のなかに潜む複数のコンテクストを明示しようとする。オブジェクト指向の初期作品では、ありふれた日用品による実験を行い、日常のルーティーンから逃れる可能性を提示する方法を模索していた。のちの作品では、参加者たちに非日常的なタスクを集団的にこなすことを求め、そのありえない状況に直面している人々が無意識に示す振る舞いを記録する。それは、小さな社会や一時的な共同体のなかに生じる、集団の力学を明らかにしようとする試みである。 主な展覧会と映画祭にベルリン国際映画祭(2020年)、ロッテルダム国際映画祭(2019年)、ミュンスター彫刻プロジェクト(2017年)、ヴェネチア・ビエンナーレ(2017年)など。
会場・アクセス
半兵衛麩五条ビル 2階
ホール Keiryu
〒605-0901 京都市東山区問屋町通り五条下る 上人町433 半兵衛麩五条ビル2階
(川端五条交差点南東角)
【京阪】「清水五条」駅下車、徒歩約3分
【地下鉄】烏丸線「五条」駅下車、徒歩約12分
【市バス】「河原町五条」下車、徒歩約5分
展覧会概要
期間 | 2023/01/20(金) 〜 2023/03/12(日) |
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会場・開催場所 | ホール Keiryu |
時間 | 10:00~17:00 |
休館日 | 火・水曜日 |
料金 | 無料 |
注意事項等 |
|
info@kyotointerchange.com | |
ホームページ | https://www.kyotointerchange.com/ |
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