Exhibitions展覧会

堂本印象 図案《唐華文金唐革錦》1907年 龍村美術織物蔵
堂本印象 図案《唐華文金唐革錦》1907年 龍村美術織物蔵
堂本印象《羽衣》1914年 京都府立堂本印象美術館蔵
堂本印象《羽衣》1914年 京都府立堂本印象美術館蔵
堂本印象《九軒の女》1912年 京都府立堂本印象美術館蔵
堂本印象《九軒の女》1912年 京都府立堂本印象美術館蔵
堂本印象《クラスメート》1913年 京都府立堂本印象美術館蔵
堂本印象《クラスメート》1913年 京都府立堂本印象美術館蔵
堂本印象《丘上の女達》1912年 京都府立堂本印象美術館蔵
堂本印象《丘上の女達》1912年 京都府立堂本印象美術館蔵

若き日のロマン、大正時代の印象さん

近代京都画壇を代表する画家のひとり・堂本印象。本展では、画家になる前の若き日の印象が描いた女性像を中心に、大正ロマン漂う世界を紹介します。

堂本印象(1891-1975)は、苦労人の画家でした。
江戸時代より続く京都の造り酒屋の三男として生まれた印象は、画家を志して京都市立美術工芸学校へ入学します。しかし在学中に家業が傾き、ほどなく父が病で倒れました。そのため卒業後は、日本画家を養成する上級学校の京都市立絵画専門学校(絵専)への進学を断念。親と6人の弟妹たちを養うため、印象は染織家・龍村平蔵の龍村製織所の図案家となります。印象は日中は帯の図案を描き、夜には内職として木彫人形を作り、昼夜懸命に働きました。しかし一方で画家への夢をあきらめきれない印象は、仕事の傍らで欠かすことなく写生に出かけ、絵を描き続けました。そして大正7年(1918)、龍村平蔵より支援を受けてかつて断念した絵専に入学が叶い、ようやく画家への道を歩み始めます。

本展では、印象が手掛けた図案を用いた織物や、木彫人形などを紹介。また、仕事の傍らで描いていた女性像をはじめとする絵画作品や、絵入りの和歌・詩集など、初公開を含む貴重な作品の数々もあわせて展示します。

苦労を重ねて志を遂げたことから後に「立志伝中の人(友人・板倉星光の評)」とも呼ばれた堂本印象。その多感な青年期に大きな刺激を与えた大阪、京都の女性たちや街並みを描いた初期の作品群、そして画家として世に出る前の多彩な活動の軌跡を、この機会にお楽しみください。

同時開催

第4回 京都工芸美術作家展

会場:堂本印象美術館 新館
会期:2023/12/9~2024/2/25

詳細はこちら

第5回野外いけばな展 私の印象2024
-京都新世代いけばな展関連事業-

会場:堂本印象美術館 庭園
会期:2024/2/9~2/12

※京都工芸美術作家展は本展の料金内で併せてご覧いただけます。
※いけばな展は無料。2/9の午前中は生け込みの様子をご覧いただけます。

展覧会概要

期間 2023/12/09(土) 〜 2024/02/25(日)
会場・開催場所 京都府立堂本印象美術館
本館
時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始(12/28~1/4)
料金 一般:510円(400円)
高大生:400円(320円)
小中生:200円(160円)
※()内は20名以上の団体料金
※65歳以上の方、および障害者手帳をご提示の方と介護者1名は無料(証明できるものをご提示ください)
注意事項等
  • 「第4回京都工芸美術作家展」と併せてご覧いただけます。
  • 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は堂本印象美術館のホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-463-0007075-463-0007
FAX:075-465-3099
E-Mail museum@d-insho.jp
ホームページ https://insho-domoto.com/

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